ご担当者の声
●1階南側のエリアについて
マイナンバーカード申請者数の増加により、1階市民利用スペースをマイナンバー窓口として活用する方針となった際、コクヨから可変性のあるカウンターテーブル バモス<VaMoS>を提案されました。バモス<VaMoS>により多様な使い方に対応できる空間となっており、現在はカウンターを設けてマイナンバーの申請や就職相談(ママハロ)、高齢者等の相談業務として活用しています。今後の使い方としては窓口カウンターの什器を可変させ、打合せ・相談スペースとしての利用や、展示コーナー、市民活動スペース等その時々のニーズに合った活用を行っていきます。窓口増減や用途変換に対応できる可変性カウンターは将来変化を見据えた庁舎づくりに寄与でき、新庁舎の経済的で効率的で環境に配慮した庁舎を作るという方針と合致したと感じています。
●職員向けエリアにおける働き方改革施策
館内全域にWi-Fiを整備。館内のどこでも庁内ネットワーク、インターネットが利用可能であり、打合せ等におけるペーパーレスの推進を図っています。グループアドレスから始め、将来的なフリーアドレスの導入へも対応できるよう、段階的な運用変化を想定した什器備品を選択しています。併せてウェブ会議や集中して一人で作業したい場合に活用できるソロブースを導入したり、市民・業者・職員同士の打合せなど多目的に利用できる共有スペースを設けるなど、ABWの推進に向けた機能スペースを設けています。
また、部門を超えたコミュニケーションの場としてスタッフルーム(リフレッシュルーム)を設置。昼食や休憩スペースなど職員同士のコミュニケーションの場として活用しており、執務スペースとは異なる雰囲気の中で、柔軟な発想が生まれることを期待しています。
その他、車椅子を利用する職員への配慮として上下昇降デスクの整備やカウンター横のスイングドアの廃止を行うなど、職員一人ひとりが働きやすい環境整備を行いました。
コクヨ担当者
島田市様へはオフィス環境整備業務として、基本設計・実施設計フェーズでは現況調査や空間レイアウト設計業務を行いました。移転計画監理フェーズでは什器備品整備、什器購入に向けた文書量調査、転用備品の精査、新規購入什器入札支援、移転の計画と監理など長い年月をかけて業務を実施しました。
自治体の新しい働き方・これからのオフィスの在り方勉強会の開催などを通して、全庁職員様に新しい庁舎空間への視座を高めてもらいながら島田市新庁舎の目指す姿の具現化に努めました。
新庁舎建設は将来変化が予測しづらく難しい場面も多々ありますが、自治体DXに伴う将来の変化を見越した窓口空間とABWな働き方が出来る執務空間を構築された島田市新庁舎は、新庁舎建設計画の有無に関わらず多くの自治体様で参考にしていただけるのではと感じています。
コクヨマーケティング株式会社
中部支社 静岡支店
加藤 晃
コクヨマーケティング株式会社
デザイン本部 中部 近畿デザイン部
櫻田 雄治
コクヨ株式会社
ワークプレイス事業本部TCM本部 営業第1部
土井 南音