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茨木市文化・子育て複合施設 おにクル

様々な年代の人々が集う、‘日々何かが起こり、誰かと出会う’ 場所を実現

新庁舎

Point1
新しい活動や場をつくる「共創の中心地」
Point2
子育て支援や各相談をワンストップで提供
Point3
様々な人が集い、交わる場

名称茨木市文化・子育て複合施設 おにクル

完成年月

完成年月
令和5年11月

対象面積

対象面積
19715.22

対象人数

対象面積
2000

自治体規模

自治体規模
28万6千

建築種類

建築種類
新築

茨木市文化・子育て複合施設「おにクル」は、2015年に閉館した茨木市市民会館の跡地活用として「育てる広場」をキーコンセプトに整備され、ホールや図書館・子育て支援・市民活動センター・プラネタリウムなど、多くの機能が入っています。

施設名称は市民公募で決められ、まちの様々なところで目にする鬼のキャラクター「いばらき童子」を見て、「怖い鬼さんも楽しそうで来たくなっちゃうところ」という意味を込め「おにクル」と名付けられました。

各フロアを貫く大きな吹き抜けと、それを回遊するようにつなぐ「縦の道」によって、さまざまな機能が融け合い、音や空気感でいろんな場所でいろんなことが起きているのを感じることができる空間設計となっています。

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外観

芝生広場や建物のテラスに施された樹木が滑らかに繋がっていることから、ランドスケープと建築が相互に浸透し合う「立体的な公園」のような公共空間になっています。

5階 ぶっくぱーく

施設全体をつなぐ「縦の道」の吹き抜けが特徴となっており、蔵書数は約10万冊。メインは5階と6階ですが、各フロアに本が置いてあり、好きな場所で読書を楽しむことが可能です。

2階 こども支援センター事務室

総勢80人を超える職員が執務し、妊娠から出産・子育てまでの切れ目ない支援や各相談窓口をワンストップで提供しています。
多職種の職員が、さまざまな時間・場所でミーティングができ、スムーズな情報共有が可能となりました。

2階 こども支援センター事務室内 管理医エリア

適度なプライベート空間を維持しつつ、お互いの存在を感じることができます。職員から相談したり、先生からアドバイスをもらったり、よりよい関係性が生まれています。

多目的室

貸館としてどなたでもご利用いただける多目的室。移動式の間仕切りを開放することにより、1室として利用することも可能です。さまざまな形に机をくっつけて、ミーティングやワークショップ、展示会など、可能性が広がる空間です。

6階 ぶっくぱーく

窓際に並ぶソロスペース。通常の椅子より低めでゆったりとした体勢で読書が可能なエリアです。

2階 えほん広場

大型絵本、紙芝居、多言語絵本を含むさまざまな絵本が並び、こどもがいろんな絵本を手にとって楽しむことができます。

7階 プラネタリウム横ホワイエ

普段は、読書や会話などをするためのフリースペースとして無料で開放しており、隣にプラネタリウムがあることから、可動式の書棚に天文・天体に関する書籍を配架しています。

ご担当者の声Voice

私が所属する子育て支援課は、おにクルに移転する前は、3か所の異なる施設で執務していましたが、おにクル移転を契機に約80人を超える職員は子ども支援センターに一堂に会することになりました。それぞれ別の施設で、それぞれの業務を行っている職員同士が、市民の方のニーズに合わせて、いかにスムーズに連携できるかが課題でした。

この課題の解決について、今までの枠組みを超えた情報共有やミーティングが自由に行えるような空間をご提案いただき、市役所には珍しいフリーアドレスを導入しました。ミーティングスペースも多く配置し、職員同士がシーンに合わせて自由につながれる空間、また、普段は顔を合わす機会が少ない職員でも気軽に話ができる空間となり、業務連携もスムーズになりました。また、従来のような引き出し付テーブルではなく、移動可能なワゴンを導入したことで、不要な私物や書類の削減にもつながっています。

導入に向けての検討や、今までとは異なる業務空間への戸惑いなど、苦労は大きかったですが、おにクル移転という大きな転機に、思い切ったフレキシブルなワークスペースへの転換を行ったことにより、スムーズな連携や新たな可能性がそこここで見いだされ、想定していた以上の効果を生み出しています。

  • 藤井 紫津子

    茨木市

    こども育成部子育て支援課

    藤井 紫津子

コクヨ担当者Comment

今回のおにクルへの移転を機に、執務エリアではフリーアドレスを導入したことで、職員様同士のコミュニケーションがより活発になり、業務の効率化にも繋がるのではと考えております。特に、子育て支援課様においては、執務室内に業務内容に応じて働く場所を選択いただけるよう、例えば窓際には入力作業などに適していそうな集中しやすいカウンター席を並べたり、打合せが即座にしやすいようミーティングエリアを配置しております。ミーティングエリアのテーブルや椅子は、キャスターが付いていて容易に動かしやすく、天板や座面がフラップして折りたたむことができるため、用途や人数に応じてレイアウトを変更したり片づけたり、柔軟に対応していただきやすくなっております。

2023年11月26日におにクルが開館してから、連日多くの方々が訪れ、開館からおよそ半年で来場者数が100万人を突破したとお聞きしております。

これからもより多くの方にご利用いただければ幸いです。

コクヨマーケティング

松吉 宥介

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