結果を出すビジネスマンの特徴とは？＜前編＞

プルデンシャル生命保険が求める「チャンスを掴む」人材

プルデンシャル生命保険株式会社は10月14日に「チャンスを掴む女性の10の法則」という書籍を出した。この「10の法則」には、同社のライフプランナー（いわゆる営業マン）たちが完全歩合制という厳しい環境の下で培ってきた成功のノウハウが詰まっているという。ビジネス環境が刻々と変化する現代において、成果を上げるための行動やマインドセットとはどのようなものなのか。同社の千代田第六支社で支社長を務める長谷川尚子氏と、シニア・コンサルティング・ライフプランナーとして活躍する江森陽子氏にお話を伺った。

まずは「第０印象から」が
成功のベースになる

「10の法則」の内容は、普段の心がけからコミュニケーションスキル、逆境の乗り越え方まで多岐にわたっている。そのなかでもまず目を引くのが、「第１印象の前に第０印象」という法則だ。「第０印象」とは聞き慣れない言葉だが、そこには二つの意味があるという。

「一つには、『人と会う前から出会いは始まっている』ということです。言い換えれば、お客さまの前でだけ自分を取り繕っても通用しない、ということになります。弊社で成果を上げている社員を見ると、普段から積極的に勉強会に参加したり、ボランティアを行ったりして自分を高める努力をしています。日頃からの積み重ねが、ここ一番というビジネスの場でも発揮されるのではないでしょうか」（長谷川氏）

もう一つの意味は、「誰を知っているかよりも、誰に知られているか」ということだという。これを受けて江森さんは、お客さまへの「第０印象」について説明する。

「例えば、お客さまからお友達をご紹介いただくときに、「私が信頼している人」など先に私のことを少しお話いただくだけで、初回商談がとてもやりやすくなるんです。お会いする前に既に私への印象がインプットされているんですよね。仕事するうえで、この第０印象はとても大切にしています」

「人と違うことをしなければチャンスは掴めない」などと言われることもあるが、まずは仕事に対して徹底して誠実であることが成功への第一歩になるようだ。

後編では、成功のノウハウが凝縮された「10の法則」について、さらに詳しくお聞きする。

【書籍】

『人生でチャンスをつかむ女性の１０の法則プロフェッショナルビジネスウーマン』（プレジデント社）

プルデンシャル生命保険で活躍する女性に共通する、行動特性や思考の特徴をまとめた「チャンスをつかむ女性の10の法則」について、具体的なエピソードを交えて解説する。