仕事のプロ
ピークを過ぎた脳を「デキる脳」にするためには?
次世代脳トレで脳を鍛えて仕事に活かす
人間の思考や活動のすべてを司る脳。当然、働くうえでのパフォーマンスも脳の状態により大きく左右される。しかし、私たちは普段、脳の活動をあまり意識することなく生活し、仕事をしている。一方で、年を経るごとに記憶力や瞬時の判断力の低下を痛感している人もいることだろう。そこで今回は、東北大学加齢医学研究所所長で株式会社NeU(ニュー)のCTOを務める川島隆太氏に、最新の研究成果に基づく、ビジネスに役立つ脳の鍛え方について伺った。
脳トレと脳活動の可視化で
脳の力を最大限に引き出す
川島 隆太(Kawashima Ryuta)
東北大学加齢医学研究所所長。株式会社NeU CTO。1959年千葉県生まれ。東北大学医学部卒業。同大学院医学系研究科修了(医学博士)。脳機能を維持・向上するための手法を研究・開発する応用脳科学研究、人の心の動きを画像化する脳機能イメージング研究を行う脳機能開発研究などを専門とする。『脳を鍛える大人の音読ドリル』(くもん出版)など著書多数。監修を務めた「脳を鍛える大人のDSトレーニング」シリーズが大ヒットし、脳トレブームを巻き起こした。
株式会社NeU(ニュー)
東北大学加齢医学研究所川島研究室の「認知科学知見」と日立ハイテクノロジーズの「携帯型脳計測技術」を融合し、2017年8月に発足した脳科学カンパニー。脳科学の知見と技術を軸に、社会のさまざまな分野で人にフォーカスしたソリューションを展開し、脳科学の産業への応用を目指す。次世代脳トレ「ブレインフィットネス」、企業向けの「働き方改革ExBrain@Business」やコンサルティング、脳計測ハードウェア・システムの開発・販売、個人向け商品「Active Brain CLUB」などの事業を手がける。