HOME > オフィスづくりに役立つコラム > 【2024年上半期】 人気キーワードで見るオフィスと働き方のトレンド
2024年上半期(1月6月)に、コクヨのコラムで最も読まれた「働き方用語辞典」のキーワードをご紹介します。
コクヨのコラムでは、働き方やオフィス、ビジネストレンドなど、気になるキーワードをわかりやすく解説した「働き方用語辞典」を掲載しています。 2024年上半期に最も読まれた人気キーワードは何でしょうか?ランキング形式でご紹介します。
【関連記事】「【2023年下半期】人気キーワードで見るオフィスと働き方のトレンド」
2024年上半期は、アフターコロナで浸透した新しい環境や働き方が、日常のものとして定着がすすみました。同時に、新しい世代やその価値観が台頭し、コンプライアンスの観点からも、既存のものごとに疑問を投げかける動きが見られました。
コクヨの「コラム」や「働き方用語辞典」でも、これまでは「普通」とされていた働き方やオフィスで起こる事象を問題視するキーワードがよく読まれる傾向にありました。
2024年上期に人気を集めた「働き方用語辞典」キーワードベスト10をご紹介します。
カッコ内には2023年下期の順位を記載しています。
主にシステム開発の現場での過酷で劣悪な労働・マネジメント状況のこと
「デスマーチ(death march)」とは、不適切なプロジェクト管理や進行により、メンバーの物理的・精神的負荷が高まり、チームが疲弊・混乱し、プロジェクトが破綻寸前にある状況、過酷な労働環境を指します。日本語では「死の行進」、または略して「デスマ」とも呼ばれます。
不機嫌な態度をとることで、周囲の人を困らせること <
「不機嫌ハラスメント」とは、口調や行動、態度などで自分が「不機嫌」であることを表に出し、周囲に不快感や威圧感を与えたり、気を遣わせることを言い、通称「フキハラ」とも呼ばれています。人間関係のトラブルをはじめさまざまな面で業務に悪影響を与えることから、セクハラ、パワハラなどと並ぶ、ハラスメントの一種として問題視されています。
2000年代前後にトレンドとなったファッションやカルチャーのこと
「Y2K(ワイツーケー)」とは、1990年代後半~2000年代初め、2000年前後の時代を表した言葉です。その頃に流行したデザインやファッション、音楽などの特徴を持つものへの表現としても使われます。近年世界的に人気を集めており、日本では「平成レトロ」も近いトレンドとして知られています。
近年のY2Kトレンドの中心は、当時を知らない20歳前後のZ世代です。ジャンルは「Y2Kファッション」や「Y2Kミュージック」、そして「Y2Kスイーツ」など、多岐にわたります。
正しく伝達・理解できているか確認するために、
別の表現を使い聞き返したり言い直したりする会話や手法
「確認会話」とは、言い間違い・聞き間違いによる誤解、伝達ミスやヒューマンエラーを防ぐことを目的に、相互に内容を都度確認しながらコミュニケーションをとることや、その会話方法を指します。
確認会話は、ビジネスシーンだけでなく、事故や労働災害の防止の取り組みとしても有効です。安全や正確性を重視する医療現場や交通輸送業界、機械や重機などでの危険な作業を伴う製造業や建設業など、多くの場面で取り入れられています。
2010年代から2020年代中盤~終盤に生まれた世代
「α世代(アルファ世代)」とは、定義が明確には決まっていませんが、2010年代から2020年代の中盤~終盤にかけて生まれた世代のことを指します。Z世代の次の世代であり、Y世代(ミレニアル世代)の子どもにあたります。
短期間に転職を複数回繰り返しているワーカーのこと
自然を感じられる要素を取り入れた建築やインテリアのデザイン手法
求められる最低限の仕事だけをこなす働き方
人が時間や場所に限定されることなく、知識創造活動を行うあらゆる場のこと
オフィス改革を組織全体に展開する前に特定の部門や課単位でオフィス改革を試験的に行うこと
コクヨコラムの人気コーナー「働き方用語辞典」をまとめて読める、無料ダウンロード資料を公開しています。
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2024年下半期(1月~6月)に掲載した22件の働き方用語辞典記事をまとめてご紹介します。 知っている単語はいくつありますか?耳にしたことはあるけどよく知らない...という方は、ぜひクリックしてご覧ください。
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【詳しく】「働き方用語辞典バックナンバー」
・「データドリブン」
収集したデータ元に分析し、さまざまな課題に対して意思決定を行うこと
・「ダークストア」
ECサイトからの注文を迅速に届けるために設けられた配達専用の店舗・配送拠点
・「確証バイアス」
自分の思い込みや偏見を正当化するために、無意識に都合のいい情報だけを集める心理現象
・「フェーズフリー」
日常時と非常時を切り離さずに一体のものとして捉え もしもの時に備える考え方
・「2024年問題」
2024年4月より、物流・運送業界などの「自動車運転業務」における労働時間の規制が強化されることにより発生する問題
・「近接性バイアス」
物理的に距離が近かったり、対面で接する時間が長い人に対しより親近感が増し、優遇したくなること
・「M字カーブ」
女性労働力率に見られるM字状の曲線
・「パラダイムシフト」
それまでの規範となる概念や価値観などの常識が大きく変化すること
・「メガトレンド」
地球規模で大きな影響を与える、社会の構造変化や市場の動向
・「アンコンシャスバイアス」
自分自身が気づいていない無意識での偏ったものの見方や捉え方
・「リバースイノベーション」
新興国や途上国に開発拠点を設け、現地で開発した製品やサービスを先進国に輸入すること
・「クリティカルシンキング」
物事の前提条件に対して、疑問を持ちながら 批判的に見極めようとする思考方法
・「地政学」
地理的な角度から、国家・地域の関係性や政策への影響などを考える研究分野
・「スモールトーク」
その場に居合わせた人との軽い会話や、話の本題に入る前に行う短い雑談
・「CX(顧客経験価値)」
商品やサービスの購入から利用までの一連のプロセスにおいて、 企業との様々な接点を通じて得る全ての経験
・「マーテック」
マーケティング活動を最適化するソフトウェアのこと
・「ポップアップストア」
PRなどを目的に、期間限定で一時的に設置される店舗のこと
・「SX(サステナビリティ・トランスフォーメーション)」
企業と社会の持続可能性を同時に考えた経営へ移行すること
・「不機嫌ハラスメント(フキハラ)」
不機嫌な態度をとることで、周囲の人を困らせること
・「スペースパフォーマンス(スぺパ)」
限られたスペースを有効活用できているかを示す言葉、空間対効果
・「デスクレスワーカー」
デスクワーク以外の仕事をする人
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