HOME > オフィスづくりに役立つコラム > 働き方用語辞典 「デスクレスワーカー」
「デスクレスワーカー」とは、オフィスやデスクから離れ、現場で活動する労働者のことで、ノンデスクワーカーとも呼ばれます。
それぞれの業種の働き方はさまざまですが、製造や建設、輸送、農業、漁業といった第一次・第二次産業をはじめ、教育、ヘルスケア、サービス業などが例として挙げられます。
・医療福祉、教育(医師、看護師、薬剤師、教師、保育士など)
・公職(警察、消防士、役所の窓口など)
・娯楽、小売業、飲食サービス業、宿泊業(店舗やレストラン、ホテルなど)
・運輸、郵便、交通(配送、運転手など)
デスクレスワーカーは、世界の労働人口のうち27億人、80%を占めています。日本では60%以上に及ぶと言われていますが、現在、現場業務での課題が多く、解決策としてDX(デジタルトランスフォーメーション)の促進に着目する企業が増えています。
・通信環境が整備されておらず、パソコンやタブレットなどのIoTツールが導入しにくい
・紙の資料やデータをやりとりすることが多く、人為的なミスが発生したり管理コストが高く、非効率的である
・労働環境の不満などにより、離職率や人手不足が深刻化している
・技術や勘、経験を必要とする業種が多く、ノウハウの共有や人材育成がしにくい
・一人で作業することも多く、情報共有やコミュニケーション不足により孤独を感じやすい
デスクレスワーカーの課題はさまざまですが、環境や制度を整えたり、仕組みを取り入れることが効果的です。
業務を管理するデジタルツールを導入して、属人化しがちな作業を仕組化するなど、デジタルツールの利用促進を図ることで、効率化と生産性の向上が期待できます。これは、働く人の業務負担を減らすことにもつながります。
また、業務連絡や情報共有によりコミュニケーションの促進にもつながり、労働環境の改善だけでなくワーク・エンゲージメントの向上も期待できるでしょう。
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