HOME > オフィスづくりに役立つコラム > 働き方用語辞典 「メガトレンド」
「メガトレンド」とは、政治や経済、技術や産業、社会や生活などの様々な分野において、地球規模で重大な影響を及ぼす事象や変化、それらの動向のことです。中長期にわたりインパクトを与えるとされます。
メガトレンドは数あるトレンドや事象などが相互に影響しあって起き、今後はメガトレンド間での相互作用がさらに重層化すると言われています。
目まぐるしく変化する激動社会において、メガトレンドは国や組織だけでなく個人の暮らしにまで大きな影響を与えます。そのため、今後、企業が経営や事業開発をする際には、メガトレンドを把握する必要があります。
①人口構成の変化
2030年に85億人、2050年には100億人に達する一方で、人口の年齢中央値が上昇し高齢化がさらに加速すると予想されている
―影響
・社会制度の破城
・労働者不足
・若年層の失業率の増加
②都市化
2050年には人類の70%が都市に住み、特にアジアとアフリカでは人口が増えるとともに農村部から都市部への移動が増加することで、メガシティの数も増えると予想されている
―影響
・生活費の上昇
・食料、水、エネルギーの不足
・失業率の上昇
・インフラ不足
③気候変動
地球温暖化を促進させる温室効果ガス量が増え続ける中、気温上昇や異常気象など地球に悪影響を及ぼす気候変動が深刻化している
―影響
・食料、水、エネルギーの不足
・異常気象による住宅の損失
・資源の不安定化
・生態系の破壊
④テクノロジーの進化
飛躍的なデジタル技術の発展に伴い、人類の生活は効率的で便利になった半面、様々な悪影響ももたらしている
―影響
・プライバシーの喪失
・AIやスーパーコンピューター、IoTなどのデジタル化に伴う雇用の喪失
・上位企業による寡占化および零細企業の倒産
気候変動や大気・水の汚染、都市化の加速化など、メガレンド間で相互作用し巨大化することで、問題は深刻化しています。今後、これらのメガトレンドの対策として、国や会社におけるサステナビリティ(持続可能性)への取り組みはますます必要不可欠となるでしょう。
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