HOME > オフィスづくりに役立つコラム > 働き方用語辞典 「週休3日制」
2022.6.16[ 働き方 ]
働き方や仕事に対する価値観の変化・多様化が進むにつれ、労働時間や日数の選択肢も増加。労働者が自らの働き方を選び、その能力を発揮できる環境を整える取組みが進んでいます。そんななか、注目を集める働き方の一つが「週休3日制」です。
「週休3日制」には大きく分けて2つの考え方があります。
①休日を増やし、そのぶん給与が減少するタイプ
1日の労働時間を従来通り8時間としたまま、休日を1日増やし、給与もそのぶん少なくなるというもの。この場合、一週間の労働時間の合計は、32時間となります。
②週休2日の場合と同じ労働時間と給与を維持するタイプ
1日の労働時間を延長することにより、従来の週休2日の場合と同じ労働時間と給与を維持した上で、休日を増やすというもの。例えば10時間の勤務を4日間行い、一週間で40時間の労働時間を確保しつつ、3日間の休みを得るというスタイルです。
また、①・②を柔軟に取り入れることができる「選択的週休3日制」も一部企業で導入が進んでいます。「選択的週休3日制」では、労働者本人の希望により、週休2日でも、週休3日でも勤務ができ、柔軟な労働時間での勤務が可能です。
「週休3日制」導入のメリット
・介護や育児、病気の治療などさまざまな事情を持つ従業員の離職防止
・リカレント教育、副業や兼業などによるキャリア形成の機会実現
ワーク・ライフ・バランスの改善による生産性の向上、プライベート時間の充実などのメリットが期待されますが、どのようにカバーするか、残業が増えないかなど管理の複雑化などデメリットも想定されます。導入にあたっては、企業風土や業種・業務内容に合った綿密な制度の構築が求められることも忘れてはいけません。
働き方・家具・オフィス空間の
最新情報をチェック!