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公開日:2025.4.24
執筆:コクヨコラム編集部
#オフィスチェア #オフィスリニューアル #コミュニケーション #サステナブル #トレンド
「Hemming(ヘミング)」
チェアー、ソファーを中心に、コクヨの2025年新商品オフィス家具・アイテムをご紹介します。各商品のリンクから詳細・スペックなどをご覧いただけます。
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【お役立ち資料】「ハイブリッドワーク時代の座る姿勢に合わせたイスの選び方」
目次
「Hemming(ヘミング)」(左)、「picora Livina(ピコラリビナ)」(中央)
「yuimori ym-03シリーズ」(右)
チェアーやソファーには、3つの新商品が登場しました。使いやすさやデザインはもちろん、環境やサステナビリティにも配慮した機能などを備えているのが特徴です。
<チェアー>
・「Hemming(ヘミング)」
・「picora Livina(ピコラリビナ)」
<ソファー>
・「yuimori ym-03シリーズ」
「引く・座る・立ち上がる」イスの基本を美しく磨き上げたカフェチェアー。
・「Hemming(ヘミング)」(紹介ページ)
・「Hemming(ヘミング)」(コクヨ総合カタログ)
「Hemming(ヘミング)」は、インクルーシブデザインのプロセスから誕生したカフェチェアーです。「引く」「座る」「立ち上がる」という基本動作を改めて検証し、片手でも引きやすいハンドルデザインや、身体を横に向けたり、立ち上がりやすい座面形状などにこだわりました。
シンプルなチェアーながら、細部まで基本性能を磨き上げたチェアーです。
扱いやすさにこだわった背部分のハンドル
つかむ、引くなどの動作がスムーズ
「Hemming(ヘミング)」は、コクヨ流のインクルーシブデザインのプロセス「HOWS DESIGN」を取り入れています。年齢・性別・体格・障がいの有無など、多様な特性を持つユーザーと共に開発する、インクルーシブワークショップを実施し、そこで得られたフィードバックを元に「Hemming(ヘミング)」を作り上げました。
身体を回転させて立ち座りがしやすい、Lシェルタイプ(左)
立ち上がるときに力をかけやすい、カップシェルタイプ(右)
<立ち座りに配慮した座面デザイン>
Lシェルタイプは身体を回転させて立ち座りがしやすい、ラウンド形状の座面を採用しています。また、カップシェルタイプは立ち上がる際に力をかけやすい肘形状です。
「びびり音」を軽減し、スムーズにチェアーを引けるグライド脚端(左)
4脚までスタック可能。持ちやすい背ハンドルが作業をサポート(右)
<スムーズな動き、スタッキング機能>
チェアーを引く際に気になる、床との擦れで発生する「びびり音」を軽減するグライド脚端を採用。スムーズに動かすことができます。
また、Lシェルタイプは4脚までスタック可能で、持ちやすい背のハンドル形状が積み重ね作業をサポートします。
カップシェルタイプ
機能的でありながらモダンで洗練されたデザインは、カフェやオープンラウンジ、エントランスなど幅広いシーンにマッチします。
最新トレンドを反映したカラーは、パティナブラウンやピーグリーンなど植栽や天然木に合う美しいアースカラーを5色展開しています。
「Hemming(ヘミング)」を分解した様子
分解は一般の工具で可能
「Hemming(ヘミング)」は、使用する樹脂材料の15%以上を再生材料とし、石油資源の削減に努めています。また、廃棄時に100%単一の素材に分解できる設計です。
「Hemming(ヘミング)」の座パッド
<座パッドは交換可能、滑りにくい>
Lシェルタイプ、カップシェルタイプともに、座パッドの有無が選べます。汚れやすい座パッドは交換ができ、チェアーを長く愛用いただけます。
また、座パッドは滑りにくい仕様になっており、Lシェル用は座面前方にかぶせるタイプで、移動やスタッキング時にもズレ落ちにくく、カップシェル用は座面に置き式になっています。
省スペースと快適な座り心地を両立。パーツ交換が可能なロングライフチェアー。
・「picora Livina(ピコラリビナ)」(紹介ページ)
・「picora Livina(ピコラリビナ)」(コクヨ総合カタログ)
「picora Livina(ピコラリビナ)」はコンパクトさ、快適な座り心地、そして長く使えることにも配慮した、欲しい機能を詰め込んだオフィスチェアーです。省スペースな空間、頻繁に立ち座りがある業務などにも最適で、オフィスはもちろん、ご自宅、学校、医療など多様なシーンで活躍します。
パーツ交換も可能で、再生材を使用するなど、長く使えることを考えたサステナブル仕様です。
座クッションや背もたれは工具なしで交換可能
<交換可能なパーツ>
汚れやすい座クッションや背もたれは、工具を使わずに交換ができます。本体がまだ使えるにもかかわらず、汚れ等のために買い替えを余儀なくされることもありますが、「picora Livina(ピコラリビナ)」は、パーツが交換できるため長く使うことができます。
それぞれのパーツに再生材を使用
<環境に配慮した素材の使用>
オフィスチェアーは数多くのパーツで構成されます。それぞれのパーツに再生材を使用し、環境負荷の低減を意識しています。
再生材には、自社で回収した使用済みクリヤーホルダーを原料とする再生樹脂「ループラ」(※1)、廃棄魚網を原料とする再生樹脂「リアミド」(※2)を使用し、環境にやさしい商品デザインを実現しました。
※1:ループラはクリヤーホルダーの回収量によって、自社回収以外の再生材料を用いる場合があります
※2:REAMIDE(リアミド)は株式会社リファインバースグループの登録商標です
背もたれ・座面のサイズは十分に保ちながら、脚部の寸法を最小化。幅の狭いデスクにもスッキリ収納しやすい、コンパクトデザインです。
また、肘もデスクとの干渉を軽減するデザインで、狭い空間も有効活用できます。
デスクに干渉しにくい、コンパクトな肘
コンパクトデザインの肘はテーブルと干渉せず、すっきり収納できる
1000mm幅の片袖デスク、
1400mmの両袖デスクにもフィットするサイズ感
1800mmの会議テーブルには、
「picora Livina(ピコラリビナ)」が3つ収まる
「picora Livina(ピコラリビナ)」は見た目はコンパクトですが、姿勢をしっかりサポートするコクヨ独自の機能が備わっています。多様な人が使用する、フリーアドレスの執務スペースや会議室のチェアとしてもおすすめです。
座面が最大5℃前方に傾く、「前傾チルト」
<座面の前傾チルト>
座面が最大5℃前方に傾くためワークに適した前傾姿勢をとりやすく、体圧も分散します。
※ミニバックタイプは除きます。
姿勢をサポートする「ポスチャーサポートシート」
<骨盤を包み込む、ポスチャーサポートシート>
骨盤を支える形状のベースに、最厚部68mmのクッションを重ね、包み込むような座り心地と姿勢の保持を両立します。
木部の曲線的なデザインと、多彩なレイアウト力を持つ、国産木材のソファー。
リラックスモードのコミュニケーション空間へ。
・「yuimori ym-03シリーズ」(紹介ページ)
・「yuimori ym-03シリーズ」(コクヨ総合カタログ)
2022年の発売以来、大好評を博している「yuimori(ユイモリ)」に、第三弾となる「yuimori ym-03シリーズ」が登場しました。サステナブルな国産木材を使用したカフェチェアー、ラウンジチェアーは、オーガニックなデザインで、思わず触れてみたくなるような豊かな造形と、オフィスで長く安心して活用いただける品質が特長です。
使用後は素材ごとに分解ができる設計を実現し、素材だけでなく構造におけるサステナビリティにも配慮をしています。
<木製家具ブランド「yuimori」>
「yuimori」は、2006年よりコクヨが高知県の四万十町森林組合と行ってきた、森林保全プロジェクト「結の森(ゆいのもり)」に由来します。「yuimori」は、このプロジェクトで育まれた木材をはじめ、国産木材の活用を通じて人と自然がより良く共生する社会へ貢献することを目指す木製家具ブランドです。プロダクトデザインは、建築から家具のデザインまで幅広く活動している芦沢啓治氏が手掛けています。
「yuimori ym-03シリーズ」は、リラックスした空気に包まれながらのコミュニケーションやソロワークなど、多彩なワークシーンが展開されるラウンジスペースをイメージしています。
ゆるやかにカーブする木部が目を惹くオーガニックな造形と、オフィスにふさわしい快適な座り心地、そして多彩なシーンに寄り添う90度や135度の連結機能を兼ね備えています。
「yuimori ym-03シリーズ」に共通する、特徴的なL字型のアームレスト
<L字アームレスト>
L字に曲げられたアームレストは、「yuimori ym-03シリーズ」の特徴のひとつです。ソファーでワークする際に便利なサイズ感で、カップやパソコンを置くなど、サイドテーブルのように活用できます。
また、このアームレストにテーブルを取り付けることで、90度、135度の角度でソファーを横に連結ができ、レイアウトの幅が広がります。
アームレストにテーブルとりつけ、連結が可能
テーブル天板下の電源コンセントを標準装備
オプションのソファー下の電源
<電源コンセント>
ソファーのテーブル天板下には、2口電源コンセントを標準装備しています。ケーブル用のスペースがあり、蓋をした状態でも使用可能です。
また、ソファ下部分にもオプションで2口電源コンセントを取り付けることができます。
ソファーを分解した様子
「yuimori ym-03シリーズ」は、素材ごとに分解ができるよう設計されています。これにより、輸送時のかさを最小化でき、物流時のCO2低減、使用後には分別廃棄が可能など、素材だけでなく構造でのサステナビリティへも取り組んでいます。
表面材に「結の森プロジェクト」のヒノキ材と国産のナラ材を、芯材に国産のブナ材を使用しています。明るく日本らしい空間の表現にマッチするヒノキ材と、幅広く人気の高いナラ材を空間デザインに合わせてお選びいただけます。
オフィスづくりやリニューアルに役立つおすすめ資料のご紹介です。
オフィス課題解決に役立つ、すぐに使える資料を多数公開しています。チェックリストやオフィス事例など、コクヨのノウハウをぜひご活用ください。
また、全ての資料は「お役立ち資料一覧」からもご覧いただけます。
<おすすめ資料5選>
①働き方に合わせたオフィスデザイン事例集
②オフィスリニューアルお役立ちマニュアル
③出社したくなるオフィスづくりのポイント
④ハイブリッドワーク時代の座る姿勢に合わせたイスの選び方
⑤防災ことはじめBOOK-ゼロから始めるオフィス防災-
コクヨ品川ショールーム
ここまで、コクヨの新商品をご紹介しました。気になる家具はあったでしょうか?コクヨショールーム(東京・大阪)とコクヨのライブオフィス(全国)では、ご紹介した以外の最新家具も多数ご覧いただけます。ぜひご活用ください。
・コクヨショールーム見学
最新の家具、レイアウトをご覧いただけます。
・コクヨライブオフィス見学
コクヨ社員が実際に働くオフィスをご見学いただけます。
コクヨでは、家具だけでなくオフィスづくり全般のサポートをしています。オフィスのリニューアル、移転、働き方改革、制度の導入、オフィス運用など、ワンストップでのコンサルティングサービスもご好評をいただいています。オフィスや働く環境についてお悩みの場合は、お気軽にご相談ください。
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