ご担当者の声
町の73%が森林という自然に囲まれた環境を活かし何かできないかという思いが今回の「信濃町ノマドワークセンター」整備事業につながった。
林野庁が推進する「癒しの森事業」の一環として、信濃町の自然を活かした森林セラピーと、国のすすめる「まち・ひと・しごと創生総合戦略」事業、昨今の労働環境をめぐる「働き方改革」流行のタイミングが合い、町の魅力である自然を感じながら働くことができる「ワーケーション」スペースを実現することができた。オープンから1年経つが、3Dプリンターを利用した事業、スマート農業関連をはじめ起業家の利用も進んでおり、世界的IT企業からも引き合いがある。
委託業者ネイチャーサービスとは事前打ち合わせで、施設利用者が町内の宿泊施設や飲食店を利用することで地元経済がまわり、地元民との交流から地元での起業が増える「しくみ」について話し合った。起業が増え、産業となり、活力がでることで、町の魅力を高めていくねらいだ。
私はアナログ人間で、このテレワーク施設が本当に求められているか当初不安な気持ちもあった。地元事業と組み合わせながら、自然と文化、働き方改革など時代の潮流にマッチさせ、施設の特性を打ち出していけるか、これからが大事だ。つくった施設が有効に活用されるよう町としても引き続き支援していく。