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熊本市南区役所 幸田総合出張所
職員の働き方改革により市民満足度の向上を目指した窓口
- Point1
- 窓口部門にフリーアドレス制を導入
- Point2
- 待合スペースの拡張
- Point3
- わかりやすいサイン計画
名称熊本市南区役所 幸田総合出張所
- 2020/02
- 195㎡
- 12人
- 約346,000人
- 改築
事例詳細
熊本市は平成28年10月に策定された「まちづくり支援機能強化と出張所等再編方針」に基づき、出張所等の窓口サービス機能再編を計画。周辺サービスコーナーの廃止に伴い来庁者が増加していた南区役所幸田総合出張所では、待合の狭隘化や待ち時間の長時間化が進み、課題解決のため市は窓口レイアウト改修を実施。固定席に加え多数の端末席を設置していたため狭隘化していた執務エリアは、無線LANの導入及び情報系端末のノートPC化によりデスク数を削減。更に執務席は固定席運用を廃止しフリーアドレス制を導入したことで、職員は業務に適した席で作業できるようになりました。加えて執務エリア全体の業務動線を見直すことにより、徹底的な業務効率化を図り、手続きの作業処理時間削減を目指しました。
執務エリアの面積効率化により拡張された待合スペースは、待合席数を増やすとともにわかりやすく迷わない来庁者動線へと変更。ユニバーサルデザイン家具の全面的な採用や窓口サインのリニューアルも行い、来庁者の快適性向上を実現しました。その他、遊休スペースとなっていた執務室近接の和室を休憩室に改修。食事などの休憩の他、打合せや集中作業での利用も可能となっており、窓口職員の働き方改革視点による環境整備を行いました。
コクヨは課題解決に向け、窓口担当業務者に対し業務ヒアリングを重ね、適正な執務配置計画や柔軟な働き方を可能にする空間構築を提案。空間設計を通じて、市民サービスの向上につながる窓口職員の新しい働き方の実現を支援しました。
事例写真一覧
待合スペース
効率的な執務レイアウトにより、カウンターラインを執務側に移動させることで、待合スペースをねん出。福祉系窓口カウンターでは、プライバシーに配慮したブース型カウンターを採用。
待合スペース
エントランスの正面に発券機を配置し、来庁者にとってわかりやすく迷わない窓口を実現。
待合スペース
窓口サインでは番号や色分けを行うとともに、分かりやすい業務表記で来庁者を誘導。またカウンターと吊り下げサインをラウンド形状にすることで、エントランスからの視認性が向上。
正面玄関
風除室手前にサインを設置。入館後に迷わないよう、手続きごとに色分けして分かりやすく掲示。
執務スペース
業務効率化のため、各種手続き用紙を後方収納庫及びカウンター下部に配置。立ち座りの多いカウンター席は、背がコンパクトで出入りしやすい回転イスを採用。
執務スペース
カウンター後方に共有で使用する基幹系PCデスクを配置、さらにその後方に確認作業用のフリーアドレス席を設置。
ロッカー室
フリーアドレスの導入により、個人ワゴンは撤去。ノートPCと私物はダイヤルロック錠付きのパーソナルロッカーで管理する。
リフレッシュスペース
元々は食事のみで利用されていた和室を、ワークスペースを兼ねたリフレッシュスペースへ改修。食事などの休憩の他、打合せや集中作業での利用も可能。