ご担当者の声
こどもに関する相談は、家庭環境や学校等での人間関係、貧困、虐待、発達など様々な要因が重なり合って生じています。そうした中で、どこに相談してよいかわからない、複数の窓口を回る必要がある、小さい子供を連れてまわらないといけない、といった課題を解決するため、子育てに関する総合的な相談の受け皿となり、悩みごとの早期把握と円滑な支援につながる環境を整備する必要がありました。
整備にあたっては、様々な部署が関与するため、意見の取りまとめ等に苦慮する部分もありましたが、関係者を一同に会した検討会を複数回実施し意見交換を重ねることで、環境整備に向けた方向性をまとめることができました。令和5年4月に開設した後は、多くの市民にご利用をいただいており、「以前より相談がしやすくなった」などの好評のお声をいただいております。
また、2階の職員用スペースについては、単に会議室としての機能だけではなく、職員の新たな働き方を体感できる場として整備をしました。検討にあたっては、庁内公募で選出した若手職員を中心としたワークショップで意見を出し合い、「リフレッシュエリア」、「ミーティングエリア」、「高集中エリア」などの新たな職場環境を構築しました。今後もより多くの職員に利用をしてもらい、将来的な働き方の検討に繋げていきたいと考えています。
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鎌倉市
共生共創部 次長 兼 行政マネジメント 課長
吉田 寛樹氏
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鎌倉市
共生共創部 行政マネジメント課 担当係長
大島 直樹氏
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コクヨ担当者
1階はこどもに関する悩みを1カ所で相談でき、関係各課への相談から情報収集、交流など、パパママをはじめ、子育て中の人々が気軽に立ち寄ることができる場所となるような、事務的なオフィスとは異なる入りやすい空間を目指しました。こども関連の関係各課の職員様による検討部会において、必要な業務機能の確認と、それらを反映した空間の構成からイメージまでの検討を集中的に行い、デザインも「鎌倉らしい」こだわりの詰まった空間構築となりました。
2階は、近い将来に実現したい「これからの新しい働き方」のモデルオフィスとして、職員のテレワークオフィスを構築しました。弊社は有志で募った若手職員と共に、民間オフィスの働き方についてのトレンドインプットやあるべき姿を確認し合うワークショップの支援を行い、鎌倉市役所の『これからの働き方=「ありたい姿」』の検討支援を行いました。部門横断でのコミュニケーションの活性化や、会議室不足の解消、リラックススペースや集中スペースを用いた業務効率の向上などが試行可能な、ABWな働き方ができる空間を創り上げました。稼働後も実際に多くの職員様が本庁や分庁舎から立ち寄り、打合せやソロワーク等で活用頂いていると伺っています。
コクヨマーケティング
神奈川支店
服部英治
コクヨマーケティング
官公庁デザイン部
糸山嘉子
コクヨ
営業第1部
土井南音