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志免町役場
動線とサイン計画を見直し誰もが安心して快適に利用できる窓口
- Point1
- レイアウトの見直しによる来庁者動線の整理
- Point2
- わかりやすいサイン計画
- Point3
- 将来変化を見据えた可変性のある家具の採用
名称志免町役場
- 2021/01
- 1,450㎡
- 104人
- 約46,000人
- 改築
事例詳細
昭和57年竣工の志免町庁舎。1階の窓口フロアには入口が4か所あり、課が分散配置されているので入口から全体が把握しづらく、業務に見合ったサイン表示等がないことで、来庁者が目的の窓口にスムーズに行くことができない状況が多く発生していました。また、プライバシーやセキュリティへの配慮が不十分であることなども課題となっていました。
来庁者エリアは手続きがスムーズにできるような動線計画と機能配置、目的の窓口に迷いなく行けるようなサイン計画を実施し、外国人の来庁者にもわかりやすいように英語を表記。ハイカウンターは上部の棚を取り外してローカウンターに切り替え可能な家具を選定するなど将来変化への対応や、ブース型の仕切りパネルの設置などプライバシーにも配慮して計画。また、授乳室や母子相談コーナーの新設、感染防止パネルの設置など、住民サービス向上も図っています。
カウンターやロビーチェアなどはユニバーサルデザインの家具を全面的に採用し、誰もが安心して快適に利用できる窓口空間を実現しています。
ご担当者の声
手続きをする際の移動負担の軽減、プライバシーへの配慮、わかりやすい案内表示をすることなど、抱えていた課題を解消するだけでなく、住民の皆様の利便性向上のため、面談コーナーや証明書発行コーナーを設置し、「便利で分かりやすく安心して利用できる窓口」を実現できたと感じています。
また、新型コロナウイルス感染症の感染拡大に伴う、事業の実施延期を契機として、来庁者用の椅子等を耐アルコール性に仕様変更するだけではなく、住民の方により安心して窓口を利用していただくために感染防止パネルを全窓口に設置したことで、住民の方からは、「明るくなった」、「居心地が良かった」などのお声だけではなく、「コロナ対策も取られていて安心できた」とのお声もいただいています。
事例写真一覧
正面入口から総合案内を臨む
総合案内から記載・発券・呼出の手続き手順に合わせて機能的にレイアウト。
総合案内
より細やかな案内を行うために、総合案内の配置を玄関正面に変更し、バックパネルには、町章と町花である桜をデザインしました。
待合スペース
明るい色のカーペットを敷いて、全体を明るく居心地のよい空間に改修。また、来庁者と職員の動線が交錯しないよう、呼出しモニター後方に通路を設定。パンフレットスタンドやポスター用掲示板を配置し、情報の一元化も図りました。
証明書発行窓口
証明書発行窓口を新設。来庁者のプライバシーに配慮し、マイナンバー対応のブース型カウンターを設置。将来変化にも対応できるようハイカウンターはローカウンターの上にトップシェルフを配置して可変性のある設えをした。
住民課窓口
サインは窓口ごとに色わけし、来庁者が迷わずに目的の窓口にたどりつけるよう業務名表記のサインで計画。また、外国人の来庁者にもわかりやすいように英語を表記。
上下水道課窓口
プライバシーや感染防止対策へ配慮し、仕切りパネル・アクリルパネルを設置。また、カウンター後方にパーティションを設置。