ご担当者の声
近年、志望者の減少や若手職員の退職者の増加などが報じられている国家公務員について、負のイメージを払拭し、働きがいを向上させることが大きな課題となっています。働きがいを向上させるに当たり、まずは職員が働くオフィス環境に着手する必要があると考え、職員にヒアリングしてみると「デスクが密集しているため、席幅が狭い」「会議室の数が少なく、打合せを設定するのも一苦労する」など多くの課題が浮き彫りになりました。
こうした中、モデル部署公募で選定いただき、コクヨ様のご担当者の方と連携しながら「職員が快適かつ効率的に働ける職場」を目指して大胆な改革を行いました。具体的には、
・フリーアドレス制を前提に席数を3割削減することで、デスク間の十分な幅を確保して圧迫感を解消
・打合せスペースの大幅な増加
・外の景色を眺めながら仕事ができるカウンター席の設置
・デスクを一列に並べるのではなく、一つの島を4~6席にして職員同士のコミュニケーションを活性化
・オフィス中央にグリーン一体型のフリー席を設置
など、従来の役所では想像できないような取組みを進めました。
初めての取組みかつ、大きな変化を伴うものであるため、改革を進める前は「本当に効果はあるのか」といった声もありましたが、実際にオフィス改革を行った後に職員へのアンケートをとると、オフィス環境への満足度がオフィス改革前と比較して飛躍的に上がっており、職員から「デスクの間が広々していて働きやすい」、「打合せ場所の確保に困らなくなった」、「グリーンがあって癒される」など嬉しい声を多くいただきました。これからも職員の働きがいを高めるため、様々な取組みにチャレンジしていきたいと思います。
コクヨ担当者
国土交通省様への将来の働き方提案(ロードマップ策定)における効果測定業務として、モデルオフィス構築を行いました。モデル部署には、航空局安全部様にご協力頂き、リニューアルを実施致しました。職員の皆様の生産性向上を目指し、これまで不足していた打合せスペースや1人で集中して作業するカウンター席の他、自席を持たない働き方である『グループアドレス』の運用にも前向きに取り組んで頂きました。今回の取り組みや意識が航空局のみならず、国土交通省内、更には、国家公務員皆様の働き方改革に貢献・役立つものとなることを願い、今後も「場」「意識」「運用」等様々な観点から支援させていただければと思います。
コクヨ株式会社
ワークプレイス事業本部TCM本部 営業第2部
小川 敦也
コクヨ株式会社
ワークプレイス事業本部TCM本部 営業第2部
桑島 豊