- #フリーアドレス・ABW
- #リニューアル
- #働き方改革
- #文書削減
- #DX・デジタル化
東京都庁
職員自らつくる『未来型オフィス』で、柔軟で質の高い働き方を実現
- Point1
- フリーアドレスなどの柔軟な座席運用
- Point2
- ペーパーレスの推進
- Point3
- オフィス機能の多様化・高度化
名称東京都庁
- 令和7年度中
- 335,516㎡
- 13,000人
- 約1,400万人
- 改修
事例詳細
東京都では、職員が場所や時間を有効に活用した柔軟で質の高い働き方へシフトすることで、業務の生産性向上を目指すワークスタイル変革に取り組んでいます。その一環として『未来型オフィス』の整備があり、令和2年度にデジタルサービス局にてプロトタイプオフィスを整備したことを皮切りに、令和7年度までに約120ある本庁全部門の整備が完了する予定です。
整備された『未来型オフィス』では、デスクや固定電話、紙などに制約された従来の働き方を抜本的に見直し、職場の状況や業務の内容に応じて、オフィスやテレワーク、サードプレイスなど、職員自らが働く場所を自由に選択でき、場所に縛られない働き方を実践しています。
オフィスの面積は変わらない中で、コミュニケーションエリアや集中エリアなどの新しい機能をもったスペースを生み出すため、レイアウトの検討と並行して文書削減を実施し、整備時に収納の多くを撤去しました。整備後も継続的にペーパーレス化を推進することにより、場所に縛られない働き方のさらなる実践につながっています。
※掲載写真については、整備当時の写真であり、最新状況とは異なる場合があります
ご担当者の声
『未来型オフィス』の整備が完了した部門を対象に、整備前後のオフィスに関するアンケートを行ったところ、「オフィス環境の満足度」「活発な議論を通して意思決定がされているか」「効率的に業務に取り組めているか」の全項目でスコアが改善しました。
今後も、「自分たちのオフィスは自分たちでつくる」を合言葉に、『未来型オフィス』を活用した運用面の工夫やバージョンアップを続け、質の高いワークスタイルの実現を推進していきます。
また、ワークスタイル変革に取り組んでいる全国の自治体とも情報を交換し、さらなる改善も図っていきたいです。
コクヨ担当者
未来型オフィスの整備において、現場の職員が、新しい働き方やオフィスのあり方のイメージを持ったうえで進められるよう、民間企業の先進的なオフィスの視察やeラーニングによる基礎知識、参考事例のインプットから始めました。各部門で職場の現状課題や新しい働き方のコンセプトを考えるワークショップも実施し、そこで集約された意見を踏まえてレイアウトを決定していきました。
オフィス整備を行うロードマップの作成だけでなく、準備段階から進め方を一緒に考えるところから始め、整備中の職員の意識醸成、整備後の運用サポートができたことで、職員一人ひとりが業務内容に応じた最高のパフォーマンスを発揮し、自由で柔軟なワークスタイルを実践できる職場への転換に貢献できたかと思います。
-
コクヨ
小島 一輝
-
事例写真一覧
コミュニケーション&ライブラリースペース
グリーン一体型のフリー席と共用図書用のライブラリーをオフィス中央に配置。気分を変えるための個人ワークや、短時間の打合せでの利用を想定。オフィスリニューアルを象徴としたエリア。
コラボレーションスペース
座面が360°自由に動くグライディング・メカを採用したオフィスチェアー<ingLIFE>を配置。
オペレーションワークスペース
可動式のテーブルにより、将来のレイアウト変更にも柔軟に対応可能。
オペレーションワークスペース
個人ワゴンを廃止し、役職席含めフリーアドレス形式で運用。
コミュニケーションスペース
即時に打ち合わせ可能な立ちミーティングに利用可能なスペース。周りの視線を気にせずにアクティブな議論に使えるハイタイプブースを採用。
コミュニケーションスペース
手前にはハイテーブルを配置し、ソロワークや打ち合わせ前に利用可能。左奥にあるミーティングブースは周囲の音環境に配慮した吸音式のパネルを採用。
コミュニケーションスペース
会議の内容や時間に併せて座位でも立位でも、気軽にミーティングスタイルを切り替えられる電動昇降テーブルを採用。
コミュニケーションスペース
個人ワークや、短時間の打ち合わせでの利用が可能なグリーン一体型のフリー席を配置。
コミュニケーションスペース
執務スペースの近くにタイムリーに打ち合わせが可能なソファー席を配置。
コミュニケーションスペース
リラックスした気分で打ち合わせができるファミレス席を配置。休憩時のリフレッシュスペースとしても利用可能。
コミュニケーションスペース
高さ違いのテーブルで目線の高さを変えることで、集中と偶発的な対話を両立した空間を実現。
コミュニケーションスペース
多様な会議スタイルに即時対応できるよう、テーブルレスミーティングが可能な天板付き会議イスを採用。
集中ワークスペース
手前にはハイテーブルを配置し、ソロワークやタッチダウン席として利用。奥にはWEB会議や集中作業に適した個室型のワークスペースを配置。
集中ワークスペース
業務の質を高めるための集中スペース。囲われ感のある個人用のブースタイプを採用。また、オープンな空間においても集中業務がしやすいようカラー配色を工夫。
集中ワークスペース
業務の質を高めるための集中スペース。姿勢を選べるシートとテーブルが、ソロワークを快適にサポートする<dop>を採用。
集中ワークスペース
業務の質を高めるための集中スペース。囲われ感のある個人用のブースタイプを採用。
特殊専門ワークスペース
可動式テーブルを設置し、人数によって柔軟に対応できる相談窓口を設置。
特定業務用端末ワークスペース
特定業務用端末を固定配置したワークスペース。業務用端末とディスプレイを併用できる広い作業面を確保することにより作業効率が格段にアップ。