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- #働き方改革
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東京都多摩児童相談所
フリーアドレス導入により、チームワーク向上を実現したオフィス改革
- Point1
- フリーアドレス制の導入
- Point2
- ペーパーレスワークの推進
- Point3
- 職員の働きやすさに配慮したオフィス計画
名称東京都多摩児童相談所
- 2023年10月
- 約300㎡
- 約80人
- 約1,400万人
- 改築
事例詳細
近年の急激な職員増に伴い執務室の狭隘化が課題となっていた東京都多摩児童相談所において、オフィスリニューアルを実施。一部の固定席運用を除きフリーアドレス制を導入したことで職種間連携がしやすくなり、チームワークや組織としての一体感が向上しています。
以前は執務スペースの多くを執務席と中間収納等が占めていましたが、リニューアルを機に実施した文書削減により、中間収納庫を削減。打合せスペースの拡充とリフレッシュが可能な機能を追加できたほか、集中スペースの創出により、業務内容に合わせて場所を選ぶABWの働き方が可能になりました。加えて打合せスペースへのモニター設置により、ペーパーレスワークへの意識が更に高まりました。
その他、新しい働き方へのスムーズな移行を目指し、フリーアドレス対応の座席管理ツールの採用やオフィス運用マニュアルの作成等も実施されました。
ご担当者の声
児童相談所では、1人の子どもをチームで支えます。そのためにはチームとして信頼し合い、ディスカッションをすることが非常に重要です。今回フリーアドレス制を導入しましたが、職種や職位といった垣根を超えて連携しやすくなりました。人員の異動が多い組織のため、日ごろからお互いを身近に感じられて、連携しやすい環境を整えておくことは非常に効果的だと感じています。
今回フリーアドレス制を導入したのは、限られた執務室内に固定席を設けると机のサイズが小さくなることや今後も人員が増えること、出張者が多く在席率が低いことなどが理由です。加えて「児相が目指すワークスタイル」の検討プロセスで、職員から多機能スペースの必要性が挙がったことも後押しとなり、打合せコーナーやソロブースも多く取り入れ、今後の職員増加にも対応できるフリーアドレスを目指しました。
働き方としては時間外対応や出張も多く、職員の心身の負担が大きくなりがちです。以前の事務室は狭隘でリフレッシュスペースもありませんでしたが、リニューアルによってそうしたスペースも確保できました。
所内で繰り返しアナウンスしてきたため、職員はフリーアドレス運用にも混乱なく馴染みました。現在は既存棟の改築も進めており、職員が快適に働き、来所者が利用しやすい環境を引き続き整備していきたいと思っています。
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東京都多摩児童相談所
統括課長代理(管理担当)
中屋八千代 氏
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コクヨ担当者
今回のオフィスリニューアルは検討から実施まで2年以上かけて、職員様と対話しながら進めました。単なる家具の入れ替えではなく、ヒアリング等で多くの職員様からご意見をいただき、「現状の課題感」や「これから実現したいこと」をレイアウト・家具に反映しています。特に、外出率の高い部門は全員分の席を設けず、フリーアドレス運用としました。その結果、1人あたりの執務デスクの横幅を従来の80cmから110cmまで拡張することができ、ゆとりのある執務スペースへとリニューアルできました。
フリーアドレスの実現にあたっては、在席アプリの導入・スマートフォンの貸与が行われています。オフィスリニューアル後にも、アンケート調査の結果から日々の改善に取り組まれており、まさに「働き方改革」を体現されています。
全国の児童相談所の職員様、オフィス環境でのお困りごとがあれば是非コクヨへお問い合わせ下さい!
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コクヨマーケティング
小林拓海
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コクヨマーケティング
森永陽子
コクヨ
小島一輝
事例写真一覧
執務エリア
一部を除きフリーアドレス運用。デスク周りでの打ち合わせが効率化。
打合せスペース
ペーパーレス会議に対応の打合せスペース。所長席に近接しており、迅速な意思決定が行われる。
打合せ・リフレッシュスペース
打合せスペースは昼食や休憩にも利用できるような運用となり、オンとオフの切り替えができるようになった。