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枚方市 市駅前行政サービスフロア

未来の窓口DX対応を見据えた、新しい「市役所のカタチ」

新庁舎

Point1
市民の安全性・利便性の向上
Point2
遠隔Web相談ブースの設置
Point3
変化を想定した可変性のある空間づくり

名称枚方市 市駅前行政サービスフロア

完成年月

完成年月
2024年8月

対象面積

対象面積
3,347

対象人数

対象面積
150

自治体規模

自治体規模
39.3万

建築種類

建築種類
新築

枚方市は持続可能なまちづくりを目指し、2021年に「枚方市駅周辺再整備基本計画」を策定しました。そのリーディングプロジェクトとして実施している市街地再開発事業により、枚方市駅に直結した商業、事務所、住宅、宿泊機能などを有する大型複合施設「ステーションヒル枚方」の整備を進め、2024年9月には、施設5階、6階に新たなサービスを提供する「市駅前行政サービスフロア」が設置されました。

このフロアには、「書かない窓口」や本庁舎とリモートで繋いで相談・手続きができる窓口など、新たな機能を有する市民窓口センターのほか、妊娠から子育てを各専門職が切れ目無く支援するまるっとこどもセンター、図書館、生涯学習交流センターが併設されるなど、高齢者や子育て世帯、学生などの多様な市民に対して、様々な行政サービスを提供する拠点として整備されました。

また、職員の働く環境においても、窓口のDX化やフリーアドレス、クラウドPBXの導入など、新しい働き方を推進する環境を整えました。

事例写真一覧Gallery

市民窓口センター

住民異動のワンストップ窓口や証明発行窓口を整備し、個人情報の保護に配慮したパーテーションを設置しています。

市民窓口センター

窓口カウンターにはVaMoS<バモス>を採用。
可変性に優れており、必要に応じて移動することで、相談テーブルや窓口テーブルなどにも転換できます。

市民窓口センター

バリエーション豊富なチェアを配置し、明るい雰囲気の空間で待つことができます。

オンライン対応窓口

市役所担当課とリモート(遠隔)で行政相談ができるブースです。遮音性に優れたパネルブースを配置し、プライバシーにも考慮しています。

5階執務室

気軽なコミュニケーションが進む三角形のテーブルを配置しています。斜めに向かい合う程よい距離感が会話を促進します。

5階執務室

座面の高さが一般的な椅子と同様であるソファーOSFA<オスファ>を採用。快適に働くことはもちろん、リラックススペースとしても利用できます。

集会室

キャスター付きのテーブルを採用。シーンに応じてさまざまなレイアウトに対応することができます。

集会室

キャスター付きのテーブルを採用。人数に応じて気軽にレイアウトを変更することができます。

図書館

約2万冊の蔵書を備える市駅前図書館。24時間利用可能な予約図書受取ロッカー・返却ポストを枚方市駅に設置しています。

図書館・生涯学習施設ロビー

図書館・生涯学習施設共用のロビー。読書・休憩・談笑などができるスペースを設け、ゆったりと過ごすことができます。

男女共生フロア・ウィル 交流スペース

ぬくもりの感じられる木製の家具を配置し、落ち着いた空間で待つことができます。

健診待合

遊びながら待つことのできる広いマットスペースを設置しています。待ち時間の子どもが安心して過ごせる場所になっています。

6階執務室

フリーアドレスを導入。可動式のテーブルにより、将来のレイアウト変更にも柔軟に対応することができます。

6階執務室

窓際にはハイカウンター席を配置し、集中して作業ができるスペースを設けています。

多目的スペース

個人ワークや、短時間の打ち合わせでの利用が可能なグリーン一体型のフリー席を配置しています。

多目的スペース

オープンミーティング、セミクローズドミーティング、ソファー席など、様々な要素を取り入れ、多様なコミュニケーションを促します。

ご担当者の声Voice

枚方市駅市民窓口センターでは、「窓口DXSaaS(ディーエックスサース)」と呼ばれる窓口支援システムを市で初めて導入し、氏名・住所などの住民情報を利用して異動届などの申請書を作成することで、市民が申請用紙を書くことのない、従来の市役所窓口とは大きく異なる新しい形の窓口を設置しています。

このシステム導入と同時に職員側の業務改善(BPR)を進めるため、窓口ではパソコンやモニターを設置しても十分なスペースが確保できるよう大型のテーブルを配置し、市民が落ち着いて話ができるよう間仕切りを設置しています。

また職員の固定席を設けず、処理業務の流れを中心にテーブルを配置することで、書類の流れを一定にし、紛失しないようにしています。

さらに職員の持ち物は個人ロッカーで管理し、窓口対応以外の職員が落ち着いて作業や休息ができるよう、窓口カウンターや入力・処理スペースからゆるやかに区切られたソファスペースを配置しています。

このほか、遮音性の高い個室ブースを設置し、時間的、身体的など行動に制限のある市民が市役所本庁の担当者と直接ビデオ通話ができるリモート相談・申請機能を備えるとともに、オンラインでの申請ができる手続きを職員がサポートするスペースを配置するなど、これからの市役所窓口の未来を見据えた施設となっています。

  • 枚方市

    市民生活政策課

コクヨ担当者Comment

市駅前行政サービスフロアでは、本庁とは別に、DX対応に特化した市民窓口センターが設けられています。自治体DXによる将来の変化を見据えた窓口対応が実施できる先進的な窓口事例となっており、今後のDX変化に伴う窓口の在り方を検討されている自治体様にとって非常に参考になるのではないかと思います。

また、窓口だけでなく執務空間においても、業務内容に応じて働く環境を選択できる、いわゆるABWを実践できる空間となっています。特に6階の「まるっとこどもセンター」の執務空間においては、法改正と今回の市駅前行政サービスフロア新設に伴い、部署が1つにまとまったことから、他部署の方々とも交流を深めていただけるように多目的エリアがあります。そこで職員同士のコミュニケーションが活発に行われ、より良い庁舎・まちづくりに繋がれば良いなと思います。

コクヨ

木村 友香

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