ご担当者の声
枚方市駅市民窓口センターでは、「窓口DXSaaS(ディーエックスサース)」と呼ばれる窓口支援システムを市で初めて導入し、氏名・住所などの住民情報を利用して異動届などの申請書を作成することで、市民が申請用紙を書くことのない、従来の市役所窓口とは大きく異なる新しい形の窓口を設置しています。
このシステム導入と同時に職員側の業務改善(BPR)を進めるため、窓口ではパソコンやモニターを設置しても十分なスペースが確保できるよう大型のテーブルを配置し、市民が落ち着いて話ができるよう間仕切りを設置しています。
また職員の固定席を設けず、処理業務の流れを中心にテーブルを配置することで、書類の流れを一定にし、紛失しないようにしています。
さらに職員の持ち物は個人ロッカーで管理し、窓口対応以外の職員が落ち着いて作業や休息ができるよう、窓口カウンターや入力・処理スペースからゆるやかに区切られたソファスペースを配置しています。
このほか、遮音性の高い個室ブースを設置し、時間的、身体的など行動に制限のある市民が市役所本庁の担当者と直接ビデオ通話ができるリモート相談・申請機能を備えるとともに、オンラインでの申請ができる手続きを職員がサポートするスペースを配置するなど、これからの市役所窓口の未来を見据えた施設となっています。
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枚方市
市民生活政策課
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コクヨ担当者
市駅前行政サービスフロアでは、本庁とは別に、DX対応に特化した市民窓口センターが設けられています。自治体DXによる将来の変化を見据えた窓口対応が実施できる先進的な窓口事例となっており、今後のDX変化に伴う窓口の在り方を検討されている自治体様にとって非常に参考になるのではないかと思います。
また、窓口だけでなく執務空間においても、業務内容に応じて働く環境を選択できる、いわゆるABWを実践できる空間となっています。特に6階の「まるっとこどもセンター」の執務空間においては、法改正と今回の市駅前行政サービスフロア新設に伴い、部署が1つにまとまったことから、他部署の方々とも交流を深めていただけるように多目的エリアがあります。そこで職員同士のコミュニケーションが活発に行われ、より良い庁舎・まちづくりに繋がれば良いなと思います。
コクヨ
木村 友香