仕事のプロ
「仕事」がなくなるその前に身につけるべきスキルとは?〈前編〉
“創造的な仕事”ができる人材への道を切り開く
“A World Without Work”、仕事のない世界。米誌『ATLANTIC』2015年7・8月号の表紙を飾ったこの言葉は、近い将来、現実となるかもしれない。私たちは今、従来の仕事や働き方を根本から見直し、転換する岐路に立っている。これからの時代に求められるスキルや人材像、そしてそのための学びについて、知識リーダーシップ総合研究所の紺野登先生に伺った。
偉人やメンターに学び
"目的思考"を実践せよ
次に、身近にメンターを見つけること。観察したり相談したりしているうちに、その人の行動や思考のパターンが自分の中に根づいていきます。何か壁にぶち当たったときには、あの人ならどうするだろうか、きっとこうするだろうと、活路が見いだせるようになるでしょう。メンターは、自分より年長者である必要はありません。若い人から学ぶことも、多くあるはずです。
紺野 登 (Konno Noboru)
博士(経営情報)。多摩大学大学院教授(知識経営論)KIRO(知識イノベーション研究所)代表。一般社団法人Japan Innovation Network 代表理事、慶應義塾大学院SDM研究科特別招聘教授、東京大学i.schoolエグゼクティブ・フェロー、日建設計顧問。 都市開発プロジェクトやワークプレイス・デザインなどにかかわるとともに、FCAJ(Future Center Alliance Japan)では、数多くの企業が参加するコ・クリエーションの場をマネジメント。また、イノベーションに関する多くの書籍も出版している。