PDCA
2017.05.31
PDCAが回らない問題点はなに?
PDCA1:PDCAが回らない原因と正しく回す方法
PDCAを回していくには
「一旦立ち止まって考える」
「分解する」
「順番をつける」
この3つのアクションが、PDCAを回していくにあたって重要なポイントです。
例えば、仕事を依頼された時も、いきなり手をつけ始めるのではなく、「一旦立ち止まって考える」。これは、いつまでにやる仕事で、誰の助けが必要なのか、もしチームの仕事ならば、自分の担当部分をいつまでに仕上げなくてはならないのか、など。
そして、仕事に取り掛かる際にも、自分一人で出来ることなのか、誰かに聴いてやることなのか、あるいは誰かのサポートが必要なことなのか、など「分解する」ことが大切です。大きな仕事、初めての仕事でも「分解する」ことで、落ち着いて対応できます。
最後に、「順番をつける」ことです。急いで対応しなくてはならない仕事か、それとも、じっくり考えてから取り掛かる仕事なのか、判断することが大切です。順番をつけることで、期限を守る意識が高まり、他の仕事との調整もできるので、焦ることもなくなります。
このように「一旦止まって考える」「分解する」「順番をつける」ことが、PDCA全般を通じてとても大切です。これは、計画する(Plan)、実施する(Do)、チェックする(Check)など、どのプロセスにも関わってきます
原 佳弘(Hara Yoshihiro)
Brew(株)代表取締役。人材育成プロデューサー/マーケティングコンサルタント、中小企業診断士、中小企業基盤整備機構認定 人材支援アドバイザー。1973年生まれ。横浜市立大学卒業。(旧)建設省所管の市場調査機関にて経営企画を担当後、法人向け研修・コンサルティングを行う会社へ。階層別研修から営業やマーケティングなど専門領域の研修やコンサルティングの設計を10年以上行う。2014年、Brew(株)設立。専門分野を持った300人以上の講師コンサルタントとパートナーを組み、企業課題に応じたマーケティングコンサルティングや人材育成を企画提供している。著書に「研修・セミナー講師が企業・研修会社から選ばれる力(同文館出版)」がある。