HOME > オフィスづくりに役立つコラム > 働き方用語辞典 「リフレーミング」
2023.11.22[ その他 ]
「リフレーミング」とは、物事や状況などをとらえるフレーム(枠組み)を変え、異なる視点や観点で考えることです。リフレーミングをすることで、思い込みやネガティブな思考を肯定的な見方、考え方に転換できます。
リフレーミングは心理学の用語ですが、ビジネスシーンでも思考方法のひとつとして取り入れられています。発想の転換をすることで、自身や同僚の短所や欠点、新しい業務への不安などのネガティブな物事や要素を、長所や利点、期待などといったポジティブな面を見る手法として活用されます。
・事象や状況のリフレーミング
人物や物事、出来事の状況や背景に対するとらえ方を変える
―通常の考え方
新しいプロジェクトに失敗した
―リフレーミングの例
結果は失敗だったが、経験という面においては今まで以上に難しい内容に挑戦し、自身の課題を見つけることができた
・内面のリフレーミング
自身や周囲の人物の性格や課題、経験などの内面に対するとらえ方を変える
―通常の考え方
関係ない話題にも、過去の武勇伝を結び付け自慢が多い
―リフレーミングの例
自信がある経験や過去の出来事を、みんなに共有しようとしてくれている
・行動のリフレーミング
事象や状況に対して、自身がとりがちな行動を変える
―通常の考え方
失敗すると落ち込んでしまう
―リフレーミングの例
失敗は事実だが、原因や防ぐ方法はなかっただろうか。次にどのように行動すれば改善できるのか考えよう
似た言葉のポジティブシンキングは、単純に前向きに考えることをいいます。物事をプラスに捉えるという点は同じですが、リフレーミングは別の角度から見直すことがポイントとなります。
リフレーミングを活用するには、日常生活において物事をポジティブに考える習慣を身につけることが大切です。気持ちを切り替え、物事の新しい価値を見出すことで、プライベートだけでなくビジネスシーンでも良い影響を与え、成長することができるでしょう。
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