HOME > オフィスづくりに役立つコラム > 働き方用語辞典 「スキルベース組織」
「スキルベース組織」とは、社員が持つスキルや能力を基準に、仕事をマッチングする組織形態を指します。職務を固定せず、業務を細分化しスキルに応じて、社員の役職や部署にとらわれず役割を柔軟に変える仕組みです。
スキルには、プログラミングやコーディング、データ分析、外国語などといった専門的な技術だけでなく、コミュニケーションやリーダーシップ、時間管理、クリティカルシンキングなど、幅広い能力が含まれます。
従来は、職務内容や職位を基準に、その業務に適した人材を採用するジョブ型雇用が一般的でした。近年は、スキルデータを軸に、採用や配置、教育、評価などの人材管理を行う、スキルベース組織が欧米を中心に取り入れられています。
スキルベース組織が注目を集める背景には、急激な社会環境の変化があります。柔軟性やスピード、効率性ある適応が不可欠となった企業や組織は、個々のスキルを活かし迅速かつ柔軟に対応できるスキルベース組織を取り入れはじめました。また、近年はプロジェクト型の業務の、フリーランスやノマド、スキルシェアなど多様な働き方が浸透したことも一因となっています。
■スキルベース組織のメリット
・生産性の向上
スキルに合わせて業務を割り当てるため、効率が高まり生産性の向上が期待できる。また、スキルに関する教育や研修の時間やコストを軽減することができる。
・スキル開発の促進
伸ばしたいスキルが明確化するため、社員が自発的にスキルアップなど成長を図れるだけでなく、企業は教育などの自己開発を支援することもできる。
・人材不足の解消
採用においては、学歴や資格、年数よりスキルを重視することで候補者の増加が期待でき、ミスマッチによる離職を防ぐことができる。
社内においては、各プロジェクトや役割に求められるスキルを持つ社員を即戦力として登用できる。
・モチベーションの向上
自身のスキルを最大限に発揮できるため、仕事に対する満足度や充実感が高まり、モチベーションやエンゲージメントが向上する。
スキルベース組織は、社員のスキルデータを基に人材を配置するため、正確なデータベースが必要となります。導入を検討する際には、スキルデータを収集しシステム化することで、効率的な人材の適材適所が実現するでしょう。
一方で、特性や資質などのスキルは可視化しにくく、見落としがちです。研修や能力開発を行うL&Dと連携し、個々の技術や能力だけでない、内面的な強みもしっかり把握する必要があります。
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