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働き方用語辞典 「スペースパフォーマンス(スぺパ)」

公開日:2024.5.30

執筆:コクヨコラム編集部

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働き方用語辞典 「スペースパフォーマンス(スぺパ)」

スペースパフォーマンス(スぺパ)

限られたスペースを有効活用できているかを示す言葉、空間対効果

「スぺパ(スペースパフォーマンス)」とは、自宅やオフィスなどの一定の空間を活用することで得られる価値や満足度を表す言葉です。日本語訳で「空間対効果」と言い、スペパが高い・低い、スペパが良いという風に使われます。

近年、利便性の高い家具を選んだり、収納やレイアウトを工夫したりするだけでなく、無駄なものは買わず最小限のものだけを置くなど、スペパを実践する人が増えています。

■スぺパが注目される背景


・リモートワークの普及
コロナ禍を機にリモートワークや在宅勤務が浸透し、在宅の時間が長くなったことから、自宅でも業務を効率的に行い快適に過ごせるよう、スペパを意識する傾向が強くなった

・住居の狭小化
住居環境の特性から、限られた空間を有効活用する必要があり、デッドスペースの活用や物の配置、必要最低限の家具や家電などが重視されるようになった

■スぺパのメリット

・空間効率の向上
限られた空間を快適かつ効率的に使うことで、空間の活用方法の幅を広げることができる

・コスト削減
無駄なものは買わず多機能なアイテムを活用するなどして、出費を抑えることができる

・生活の質の向上
動線やスペース確保のための整理整頓や快適な空間づくりを心がけることで、ストレスの軽減や心理的な余裕につながり、仕事をする際にも生産性やパフォーマンスの向上が期待できる

■スペパと似た言葉

スペパはコスパ(コストパフォーマンス)から派生した言葉です。生活や消費に対する効果やメリット、満足度などを表す際に、タイパなどと並び使われることが多いのが特徴です。
いずれも、近年さまざまな場面において重視されることの多い「効率」を評価する言葉です。

・コスパ(コストパフォーマンス):費用対効果、支払った金額(コスト)に対して見合った効果
タイパ(タイムパフォーマンス):時間対効果、費やした時間に対して見合った効果

生活スタイルの変化から生まれたスペパですが、オフィスでもスペースを有効に使うことでより快適な業務環境をつくることができます。

働き方の変化に柔軟に対応できるフリーアドレス制を採用したり、収納スペースの整理もできるペーパーレス化の導入、使用頻度の少ない備品はレンタルサービスを利用などで、最小限の家具やものだけを使用するなど工夫をしてみましょう。

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