タイムマネジメント

2016.08.19

スケジューリングは、月の初め・週の初め・1日の初めに

タイムマネジメント2:TODOリストから始めない

〈週の初め:前の週の検証→改善からやるべきことを計画〉
月間計画で優先順位づけをしたら、週間計画に落とし込んでいきます。前の週の取りこぼしはないかなど進捗を確認・検証し、その週にどれくらい計画を達成しなければいけないのか、やるべきことなどを確認し、1週間のスケジュールを行動の量・質を念頭に組んでいきます。

オススメの週間行動計画表のつくり方は、Googleカレンダーで月全体のスケジュールを俯瞰しつつ、紙の手帳で週間スケジュールを管理する方法です。このときも、休みの日や平日の夜の枠にライフの予定を組み込んでおきましょう。仕事以外の時間にやりたいことを先に予約しておくことで、仕事をしている時間の集中度を上げることができます。

〈1日の初め:各タスクの時間を見積もってスケジューリングする〉
毎朝10〜15分ほど、出勤前に1日の行動をスケジューリングする時間をとりましょう。週間計画を再確認しながら、今日1日の時間をどう効率良く組み立てていけばよいかを考えます。
このとき大切なのは朝出社してから退社するまで15分刻みでタスクの時間を見積もって計画することです。バーティカルタイプの手帳に書き込んだり、1日24時間の目盛りがついたカレンダーアプリで時間見積もりを記入しましょう。こうすると隙間時間や移動時間をどう有効活用するか、思考するためのまとまった時間はどの時間帯に持ってくれば効率的かといった視点が持てるようになります。

小倉 環(Ogura Tamaki)

大手流通会社にて広報を経験後、人事・採用メディアのコンサルティングおよび転職支援に従事したのちに株式会社ハーモニーワークスを設立。専門はワークライフバランスと若年者および女性のキャリア支援。ワークライフバランスの知識を活かし、「ワークライフシナジー」につながる個人・組織の生産性アップと働き方を見直す時間の使い方を企業向け研修で提唱し、好評を得ている。

イラスト/吉泉ゆう子