仕事のプロ
2018.01.15
インクルーシブデザインの視点から見たダイバーシティ〈前編〉
一人ひとりの多様な個性を伸ばすために

多様な特性を持つ人がデザインプロセスに加わることで、社会の革新(イノベーション)を目指すデザイン手法、それがインクルーシブデザインだ。インクルーシブデザインを企業における商品開発や小中高生のキャリア教育にも採り入れている京都大学総合博物館の塩瀬隆之准教授に、インクルーシブデザインの視点から捉えたダイバーシティの現状と可能性について話を聞いた。

塩瀬 隆之(Shiose Takayuki)
京都大学総合博物館准教授。京都大学工学部精密工学科卒業、同大学院修了。京都大学総合博物館准教授を経て2012年 7月より経済産業省産業技術環境局課長補佐(技術戦略担当)。14年7月京都大学総合博物館准教授に復職。共著書に「インクルーシブデザイン」など。日本科学未来館「“おや?“っこひろば」の総合監修者、NHK Eテレ「カガクノミカタ」の番組制作委員なども務める。