仕事のプロ
人をつなぎ、新たな価値を生む共創空間『HAB-YU』
「場」が生み出す新たなビジネスの拡がり
今や多くの企業が、共創による新規事業創発などのイノベーションに取り組んでいる。そのなかでも、富士通は2014年共創の場『HAB-YU platform(以下HAB-YU)』を立ち上げ、ICT領域以外でも実績を上げてきた。どのような価値を提供し、イノベーションを生み出してきたのか。HAB-YUの立ち上げから関わり、現在は企画、運営を手がける富士通株式会社ブランド・デザイン戦略統括部の高嶋大介氏にお聞きした。
「お客様がお客様を連れてくる」という
従来にないビジネスの流れをつくった
新たに0→1フェーズのビジネスに挑戦し、
さらなる価値を提供
高嶋 大介(Takashima Daisuke)
富士通株式会社 マーケティング戦略本部 ブランド・デザイン戦略統括部 エクスペリエンスデザイン部 デザインシンカー 。大学卒業後、大手ゼネコンにて現場管理や設計に従事。2005年富士通入社。ワークプレイスやショールームデザインを経て、共創の場である『HAB-YU』を軸に、企業のワークスタイル変革や自治体の将来ビジョン、地方創生のデザインコンサルティング、デザイン思考をベースとした人材育成などに従事。2016年4月には富士通にて副業を認められ、2017年6月に一般社団法人INTO THE FABRICを設立。代表理事として、イベントや対話の場を通じて、人の意識や行動を変える取り組みや、人をつなげる『100人カイギ』のコミュニティのプラットフォーム運営も行っている。
HAB-YU platform
『HAB-YU platform』は、富士通が企業や自治体などと新たな価値を開発・体験する<共創>の場として、2014年9月、アークヒルズサウスタワー(六本木)に立ち上げた。『HAB-YU』という名称は、人「Human」・地域「Area」・企業「Business」(=HAB)を多種多様な方法で「結う」(=YU)ことを意味し、それぞれが持っている課題・アイデア・技術を集め、「ほどく→結う→価値にする」ことを目指してつくられた。