リサーチ
リモートワークで気づいた、幸せの見つけ方〈ワークスタイル編〉
働き方を見つめることは、自分と仲間と会社を愛することだった
2018年の総務省調査によると、リモートワーク(テレワーク)を導入している企業は、13.9%であり、そのうち在宅勤務の導入率は29.9%である(総務省「平成30年度版情報通信白書」より)。リモートワークの導入は毎年増加傾向にあるものの、思うように進まないのも現状である。しかし、セキュリティや通信課題などによりリモートワークに踏み切れなかった企業も、そうも言っていられない状況が2020年3月に起こった。新型コロナウイルス感染症による世界的パンデミックだ。多様な人の働き方を支援するだけでなく感染拡大を防ぐという社会的意義が加味され、この機会にリモートワークを体験した人も多いだろう。
私たちコクヨでは、コクヨらしいリモートワークを探索するために、「みんなでリモートワークの気づきを共有しあい、よりよい働き方をつくっていこう!」と呼びかけ、社内アンケートを実施。今回の記事では国内外約100名から寄せられた声を元に、リモートワークのメリット・デメリットを「ワークスタイル編」「ライフスタイル編」にまとめ、働くことが少し幸せになるヒントを紹介する。第1弾の「ワークスタイル編」では、リモートワークで気づいたこれからの働き方の重要なポイントや必要な姿勢についてまとめた。
写真:iStock
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※1:WIRED「生産性向上の秘訣は『ちょっとしたサボり』:MIT研究」
田中 康寛(Tanaka Yasuhiro)
コクヨ株式会社 ワークスタイル研究所 / ワークスタイルコンサルタント
2013年コクヨ株式会社入社。オフィス家具の商品企画・マーケティングを担当した後、2016年より働き方の研究・コンサルティング活動に従事。国内外のワークスタイルリサーチ、働く人の価値観調査などに携わっている。
江藤 元彦(Eto Motohiko)
コクヨ株式会社 経営推進室 / 新規事業開発
2014年コクヨ株式会社入社。オフィス家具の商品開発を担当しながら、2015年より社内メールマガジン「FORESIGHT」に参加、2016年より同編集長に。2019年より現職にて、未来洞察を軸足に新規事業部門で様々なことに挑戦中。
鈩 優介(Tatara Yusuke)
コクヨ株式会社 経営推進室 / 新規事業開発
2004年コクヨ株式会社入社。建材製品の設計および商品企画に従事。2017年より家具のマーケティングを担当する傍ら、社内メールマガジン「FORESIGHT」編集部にて未来洞察を行う。2019年より新規事業開発部門で活動中。