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仕事に役立つオノマトペ
2022.09.13
「コクリ」とゆっくりお辞儀で好感度アップ
オノマトペ15:初対面の人に好印象を与えるオノマトペ
初対面の人と接するとき、まずお辞儀をすることが多いはず。一礼するときに心の中でオノマトペを唱えるだけで、好感度をグッと上げることができます。
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「こくっ」ではなく
「こくり」のリズムで自然とていねいな会釈になる - 初対面の人に向けて一礼するとき、ていねいな動作だと、よいファーストインプレッションを与えることができます。そのためには、心の中で「こくり」とつぶやきながら頭を下げるのがオススメです。
- ビジネスパーソンの方が会釈するのを見ていると、「こくっ」ぐらいのイメージで軽くお辞儀する人が多く、ていねいさにはあと一歩、という感じです。「こく」だけでなく「り」も意識することで、自然としっかり頭を下げる動作ができて、ていねいなお辞儀になります。
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会話中のうなずきと帰り際のお辞儀で
さらに好感度を上げる - 出会い頭だけでなく、会話中にうなずくときも、「こくり」を意識してみましょう。何回も「こくこく」と軽く頭を上下させる動作より、「こくり」と深く1回うなずいた方が、相手は「私の話をしっかり聞いてくれている!」と感じるはずです。
そして、最初のお辞儀と同じぐらい大切なのが帰り際の一礼です。いわばセカンドインプレッションですね。このときも、「本日はありがとうございました。それでは失礼致します」といったあいさつをするタイミングで、「こくり」と頭を下げます。このダメ押しの「こくり」で、あなたへの好感度はグンと上がるはずです。
藤野良孝
FUJINO YOSHITAKA
朝日大学保健医療学部教授、早稲田大学オープンカレッジ講師。国立大学法人総合研究大学院大学文化科学研究科博士課程修了後、文部科学省所管独立行政法人メディア教育開発センター研究開発部助教などを経て現職。スポーツやビジネス、日常生活で使われるオノマトペの効果について多角的に研究し、テレビやラジオ、講演などを通じて普及に努めている。著書に『運動能力がアップする「声の魔法」』①~③巻(くもん出版)、『脳と体の動きが一変する秘密の「かけ声」』(青春出版社)など多数。
文/横堀夏代 撮影/ヤマグチイッキ イラスト/岩並明里