HOME > オフィスづくりに役立つコラム > 働き方用語辞典「デジタルイミグラント」
「デジタルイミグラント」とは、IT普及前のアナログ環境に生まれ、インターネットやパソコン、スマートフォンなどのデジタル機器に後年触れるようになった世代のことです。
「イミグラント(immigrant)」は、移民、移住者という意味で、インターネットのある世界に移り住んだことを表しています。「デジタル移民」や「デジタル入植者」とも呼ばれます。
デジタルイミグラントは、1960年から1970年代生まれのX世代に当たります。この世代は、バブル世代や団塊ジュニア世代でもあります。1990年代前半(当時20~30代)にインターネットが普及し、それ以降デジタル技術を身に付けるようになりました。
1960年後半にテレビが急速に普及したことから、幼少期はテレビが身近な存在であり、ITが普及するまでは、テレビやラジオ、新聞、雑誌などのマスメディアが情報源でした。
・情報収集はインターネットやSNSだけでなく、テレビや雑誌、新聞など多様なツールを活用する
・社会人になってからのインターネット活用やパソコン習得などで、適応能力が求められてきた
・ITへの抵抗感が低い一方でネットリテラシーが低い傾向にあり、インターネットトラブルに巻き込まれやすい
・従来の知人や友人とのコミュニケーションの手段としてSNSを利用する
・SNSは、InstagramよりもFacebookやブログなどの利用率が高い
・購買傾向においては、実店舗だけでなくオンラインショッピングも積極的に利用する
デジタルイミグラントに対して、幼少期からインターネットが身近で、デジタル機器に慣れ親しみながら育った世代を「デジタルネイティブ」と呼び、ミレニアル世代とZ世代が該当します。
これらの世代の違いは、幼い頃からITに触れる環境にあったかどうかです。
デジタルイミグラントは、他の世代に比べ経済力が高く、購買力があるため、企業にとって売上向上が見込めます。そのため、インターネットだけでなく、テレビや新聞、雑誌などの媒体にも広告を打つなど、X世代を考慮したマーケティングを実施する事が大切です。
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