2023.11. 2[ オフィス空間 ]

働き方用語辞典 「執務スペース」

#ハイブリッドワーク #働き方用語辞典

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働き方用語辞典 「執務スペース」 働き方用語辞典 「執務スペース」

執務スペース

オフィス内にある、日常的な業務をするための場所

「執務スペース」とは、オフィス内の空間のひとつで、PCワークや資料作成作業、集中して業務を行うための席や場所・スペースを指します。「執務エリア」とも呼ばれ、固定の自席をもたないフリーアドレスオフィスなどでは必須のスペースとなっています。

固定席オフィスでは自席で執務をしますが、座席が固定されないフリーアドレスオフィスや、作業にあわせて業務を行うABWを採用した企業のオフィスなどでは、集中してワークをする席として執務スペースが設けられています。

リモートワーク、ハイブリッドワークノマドなど働き方の多様化や出社率の変化にともない、オフィスの使われ方や、求められる空間や席数、機能や役割も変化しています。

dic_officespace2.jpgコクヨ品川オフィスの執務スペース

固定席オフィスだったとしても、自席があるエリアは集中業務をする執務スペース、音や会話を気にせずオンラインミーティングができるスペース、雑談や休憩ができるリフレッシュエリアなど機能別のエリアを設け、業務内容に合わせ使い分けることは快適に、そして効率よく働けるオフィス環境整備として有効です。

執務スペース導入は、単に業務ができる区域を作るだけでなく、自社の働き方の特徴に合わせた工夫が重要です。たとえばリモートワーク率が高く、社員が顔を合わせる機会の低い会社では、オフィスを「対面コミュニケーションができる場所」として位置付けし、執務スペース内にもミーティングや会話がしやすい空間を取り入れるなどして、社内の活性化にもつなげる工夫ができます。

■執務スペース設置のポイント

・段階的な導入を行う
固定席オフィスでは、テスト導入として固定席とフリーアドレスの併用から始める方法も有効です。

・業務内容に合わせた家具やレイアウト、席数を取り入れる
出入りの多い営業、着座時間の長い内勤、技術職などでは適した家具やレイアウト、席数が異なります。

・運用状況を適宜チェックし、快適な作業環境を確保する
執務スペースを導入したのに社員に利用されない場合、使いづらさが原因というケースもあります。電源は確保できるか、広さは十分か、デスクやチェアーの機能は業務に適しているか、などを常にチェックし、快適な作業環境を維持する運用も重要です。

コクヨの調査データによると、300名以下のオフィスにおける一人当たりのオフィス面積は約10.5㎡とされています。執務スペースを配置するにあたり、ストレスを感じることのない適度な広さやデスク、家具の配置などを考慮して、レイアウトする必要があります。 社風やワークスタイル、生産性などに対応した最適なオフィス設計を目指しましょう。

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