チェックワード
2016.04.12
「了解しました」の正しい使い方
本日のチェックワード 3
A上司「これ、コピーを10部とってくれる?」
Bメンバー「了解しました」
上司や取引先から仕事の指示・依頼などを受けたときに、「了解しました」と答えている人が少なくないはず。
しかし、『了解』には「理解して認める」という意味があるため、部下や同僚に対してなら問題ありませんが、立場が上の人に向けて使うと「ちょっと偉そうじゃない?」と違和感を持たれてしまうかもしれません。「かしこまりました」「承知いたしました」と言い換えた方が安全です。
・はい、かしこまりました。
・承知いたしました。
監修/篠崎 晃一(Shinozaki Koichi)
東京女子大学教授。専門は方言学、社会言語学。『例解新国語辞典』(三省堂)編修代表や、テレビ番組「ワーズハウスへようこそ」(日本テレビ系)の監修など幅広い分野で活躍。『えっ?これっておかしいの!? マンガで気づく間違った日本語』(主婦の友社)など、日本語の誤用に関する著書も多い。