タイムマネジメント
2016.10.26
目的を失って時間に追われないようにするために
タイムマネジメント4:「投資の時間」を確保する
時間効率を意識して「ながら」行動!
「空費の時間」を「投資の時間」に変える
第二領域の「投資の時間」を確保するためには、緊急度の高い第一や第三の領域に追われないよう対処する必要があります。重要度の高いことには日頃から早めに着手し、タスクを細かく分けて具体的工数に落とし込んでスケジューリングをしましょう。例えば、営業なら1カ月にプレゼンテーションをする回数、そのために必要な打ち合わせ件数、さらにアポを取り付けるために必要な1日あたりの電話営業件数...と、洗い出していきます。また、予定よりも進行が遅れているようであれば、何が不足して遅れているのか(営業の場合は交渉力なのか提案力なのか...など)原因を分析して改善に努めましょう。
一方、緊急度も重要度も低い第四領域では、複数のことに同時に取り組み、時間効率を高めましょう。待ち時間に資料を読む、家事をしながら勉強のためのオーディオブックを聴くなど、「ながら」でできる工夫はたくさんあります。意識的に行動することで、第四領域の時間を削減し、第二領域の「投資の時間」を増やすことができます。試してみてください。
小倉 環(Ogura Tamaki)
大手流通会社にて広報を経験後、人事・採用メディアのコンサルティングおよび転職支援に従事したのちに株式会社ハーモニーワークスを設立。専門はワークライフバランスと若年者および女性のキャリア支援。ワークライフバランスの知識を活かし、「ワークライフシナジー」につながる個人・組織の生産性アップと働き方を見直す時間の使い方を企業向け研修で提唱し、好評を得ている。