組織の力
フリーランス活用で企業が進化する時代へ〈前編〉
広がる“フリーランス”という働き方
日本人の働き方や働くことに対する意識は、今、大きく変わりつつある。かつての主流だった“フルタイム正社員・終身雇用志向”にとらわれない多様な働き方、生き方を自ら選択する人も増えている。その一つが、専門的な知識やスキルを活かし、特定の企業や組織に属さずに働く“フリーランス”だ。そして、近年はこのフリーランス人材を積極的に活用する企業も徐々に増えてきている。そこで今回は、フリーランスと企業とのあり方について、株式会社Warisワークアゲイン事業統括/Waris Innovation Hubプロデューサーの小崎亜依子氏に伺った。
高い専門性を持ち、企業のイノベーションの
一端を担う「変革型フリーランス」
出典:「Waris_変革型フリーランス実態調査資料」より
出典:「フリーランス白書2018」より
小崎 亜依子(Kozaki Aiko)
株式会社Waris ワークアゲイン事業統括/Waris Innovation Hubプロデューサー。明治大学「女性のためのスマートキャリアプログラム」講師。日本テレワーク学会会員。北九州市未就業女性の活躍戦略策定事業アドバイザー(2017年) 。1996年慶應義塾大学総合政策学部卒業、2002年ピッツバーグ大学公共政策国際関係大学院修了 (公共政策マネジメント修士)。野村アセットマネジメント株式会社を経て、留学・出産育児で 5 年のキャリアブランク後、NPOのアルバイトで復職。2007年より株式会社日本総合研究所で「なでしこ銘柄」における企業分析などを担当した後、2015 年(株)Warisに参画。自身の経験を活かし、キャリアブランクのある女性の再就職支援「Warisワークアゲイン事業」を手がけるとともに、プロフェッショナル女性を対象としたプロジェクト型ワークの創出や多様化推進のためのコンサルティングを行う。著書に『女性が管理職になったら読む本』(翻訳・構成を担当)、『スチュワードシップとコーポレートガバナンス―2つのコードが変える日本の企業・経済・社会』(共著)、などがある。