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マネジメント
テレワーク導入後は、マネジメントにおいても今までとは違った意識や行動が求められます。テレワークだからこそ心がけたいマネジメントの姿勢と、マネージャーがとるべきアクションについて紹介します。
今までは部下が自分の目の届く場所にいて、何かあれば報告や相談に来たはずです。しかしテレワークでは、部下もしくは自分がオフィス以外の場所で働いているため、部下が何をしているかわからず、マネジメントにおいて不安を感じるのも当然です。部下を評価するにあたって迷うところもあるでしょう。そこでマネジメント側は、「部下からの報告や相談を待つ」から「自分から部下へ情報を取りに行く」へと基本スタンスを変える必要があります。
テレワークの体制下では部下から報告や相談が来るのを待つのではなく、例えば「何か困ったことはない?」と気づいたときに連絡するなど、自分からコミュニケーションを取る姿勢が求められるということです。部下も、タイムリーに報告や相談ができずに不安を感じている場合もあるので、マネージャーからこまめにコンタクトしていきましょう。
「少しでも迷ったときは報告や相談をする」など、部下や自分がテレワークを行う際のルールを決めて共有することです。コミュニケーションのルールが決まっていれば、部下も気兼ねなく相談できるし、マネジメントする側も「何かあれば報告してもらえるから」と安心して任せられます。また評価については、あらかじめ部下に「テレワーク勤務において何を基準に評価するか」を明確に説明し、理解を得ておくことが欠かせません。
上司や部下がテレワークで仕事をするようになると、対面でコミュニケーションを行う機会は減ります。だからこそ顔を合わせたときは、短時間でもやりとりをすることが欠かせません。
対面コミュニケーションの限られた時間を大切にするためにも、報・連・相の中でもメールなどの文字でニュアンスを伝えるのが難しい部分を、対面コミュニケーションによってフォローしたいところです。また、部下から相談がなくても、部下の表情や雰囲気に変化があれば、上司の方から声をかけるとよいでしょう。
その通りです。信頼関係は、テレワークのマネジメントにおいて重要なポイントです。普段からよい関係が築かれていれば、テレワークによって顔を合わせる機会が減っても仕事が円滑に進みます。普段から「先に帰るけど何かあったら連絡して」と部下に声をかけるといった小さな働きかけを積み重ねて、信頼関係をつくっていきましょう。
そうですね。「働いているところを上司に見てもらえないので、きちんと評価してもらえるか不安」「テレワークだとサボっていると思われて、自分の評価が下がったら困る」と感じてテレワーク制度を利用しない人もいます。
そうですね。不公平感のないよう評価体系やマネジメントの方法を整えることはもちろん必要ですが、テレワークで働くかどうかは自分で決められるようにしておく方が望ましいです。
社内SNSやチャットを活用して、フランクなコミュニケーションを自分からこまめにとることです。マネジメント側から定期的に連絡があれば部下は安心し、「テレワークだと評価が下がるのではないか」といった不安も生まれにくいでしょう。ただし上司にとっては、今までは部下が報告や相談に来るのが当たり前だったので、テレワークが導入されたからといって急に意識と行動を変えるのは難しいかもしれません。マネージャーを対象とする説明会を行ったりして、テレワークならではのマネジメントのコツや評価のしかたを浸透させていきましょう。