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コミュニケーション
テレワークで働く従業員が増えると、チームで仕事をする場合でもメンバー同士は離れた場所でコミュニケーションをとる必要が出てきます。テレワーク導入後のコミュニケーションで意識したいことや工夫を紹介します。
そうですね。特にチームで行うプロジェクトなどでは、テレワークによってメンバー同士が離れた場所で働く時間が増えるため、実際に顔を合わせるチームミーティングの機会を意図的につくる必要があります。月1回や週1回などサイクルを決めて、定期的に集まりコミュニケーションをとるルールを設定しましょう。
テレワークで働くメンバーがいて対面の機会が限られているからこそ、ミーティングで何を話すかは重要です。仕事の大まかな進捗報告などはメールなどでもできるので、悩みの共有や困りごとの相談など、顔を合わせられる場ならではの話し合いをしたいものです。また、テレワーク体制の下では、仕事で困っていることがなくても定期的に集まってフランクなコミュニケーションをとることで、チーム間の連携を高めていくことも大切です。
会議室でも構いませんが、社員食堂やオフィスラウンジを使ってコミュニケーションをとってもよいでしょう。チームで気軽なコミュニケーションがとれるエリアが社内にないなら、テレワーク導入の機会に新設するのもお勧めです。
テレビ会議システムやWEB会議システムを利用してミーティングを行います。全員が集まれないからといってミーティングを延期するのではなく、ITツールを活用して連携をとり、テレワーク体制の下でもメンバーがバラバラにならないことを心がけましょう。
上司と部下のコミュニケーションと同じく社内SNSやチャットを活用すれば、テレワーク中でもちょっとしたコミュニケーションが取りやすくなります。またテレビ会議でも、画面を共有したり各メンバーがリアルタイムに書き込みをしたりしながら内容を詰めていける機能を備えている場合もあります。テレワークを利用するメンバーがいてもチームの仕事が滞らないよう、業務内容に合わせて必要なツールや機能を選び、IT環境を整える必要があります。
そうですね。事前にテレワークで働く日程を共有しておけば、「金曜日はメンバーがテレワークでオフィスにいないから、込み入った相談は木曜までに済ませよう」などと先を見通してコミュニケーションをとることができます。
テレワークの導入初期段階では、事前申告の形をとる企業が多いですね。社内にテレワーク利用者が多い企業では、「テレワークで働くことをスケジュール管理アプリに入れておけば、事前申請は必要なし」としているケースもあります。いずれにしても大切なのは、テレワークで働くメンバーがいるからといってチームや部署間でのコミュニケーションが滞らないよう、体制づくりをしておくことです。「誰が・いつテレワークをしているか」を誰もが把握できるよう、運用ルールを決めて共有しておきましょう。