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働き方用語辞典 「メタワーク」

公開日:2024.8. 2

執筆:コクヨコラム編集部

#DX #コミュニケーション #トレンド #働き方用語辞典

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働き方用語辞典 「メタワーク」

メタワーク

仮想の三次元空間であるメタバース上で行う仕事

「メタワーク」とは、インターネット上に構築された仮想空間のメタバースを利用して業務を行うことを言います。

メタバースというと、以前はアバターとして参加するユーザー同士が、バーチャル空間で交流するオンラインゲームやエンターテイメントといった分野が主流でしたが、近年ではビジネスシーンでも注目を集め、メタワークの活用を推進する企業が増えつつあります。

また、在宅やリモートワーク、ノマドなど、場所にとらわれない働き方や、時短勤務やフレックスタイム制度などの勤務時間を選択する雇用形態など、働き方が柔軟化しています。さらに、近年は離れた場所からツールを使ってコミュニケーションを取るリモートコミュニケーションも浸透しています。
そのため、オフィスだけでなく、自宅やカフェ、ホテルなど、様々な拠点からそれぞれが仕事できるよう、多様性に対応するメタワークといった新たな働き方が求められています。

アメリカの金融テクノロジー企業であるブルームバーグによると、メタバースの市場規模は2020年の4,787億ドルから、2024年には7,833億ドルへ拡大すると予想されています。メタバースは、幅広いシーンでの成長が期待されており、今後、メタバース技術を活用した仕事も増加する見込みです。

■メタワークの具体例
・バーチャル会議やプロジェクトなどの共同作業を伴う業務
・資料の共有や製品展示、コミュニケーション
・社内教育や研修、社内イベントの開催

■メタワークのメリット
・物理的な場所に縛られず、柔軟な働き方ができる
・遠隔地からも優秀な人材を採用できる
・資料や文書のデータ化により、一括管理や検索、利用が容易になる
・アバターを通してジェスチャーや表情などを読み取ることができため、現実世界と限りなく近い感覚で仕事ができる

柔軟な働き方の浸透や仕事に対する価値観の多様化、ワーク・ライフ・バランスへの意識の高まりに伴って、仕事と育児や介護などの両立のための在宅勤務、体験価値を求めての地方への移住や二拠点生活の選択も増えています。

こうした背景から、場所を選ばず仕事ができる、メタワークの需要や活用はますます高まると予測されます。企業は、オフィスとバーチャルオフィスを融合し、場所や時間に制限されない働きやすい環境を構築することで、より優秀な人材を獲得することができるかもしれません。

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