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働き方用語辞典 「チームビルディング」

公開日:2024.6.20

執筆:コクヨコラム編集部

#コミュニケーション #チームビルディング #働き方用語辞典

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働き方用語辞典 「チームビルディング」

チームビルディング

メンバーのスキルアップや関係を強化することで
目標を達成できる組織やチームを作り上げる手法

「チームビルディング」とは、チームや組織などの集団において、メンバーの結びつきを強化したり、個々のスキルや能力、経験をのばすことで、より効率的に目標を目指せるようにする、組織作りの手法です。

チーム組成時だけでなく、新しいメンバーが入ったときやチームの活性化のために行われます。企業においては、新入社員から管理職まで、全社員が対象となります。

チームビルディングの方法や形式はさまざまです。ミーティングや研修、ワークショップ、合宿といった座学中心のオフサイトミーティングから、ゲームやアクティビティ、レクリエーションなど楽しみながら行う形式まで多様です。

特別な機会だけがチームビルディングではなく、日々の業務での声掛けや関係づくり、休憩時間の雑談などのインフォーマルコミュニケーションも、立派なチームビルディングといえます。

■チームビルディングの目的

・適切な人材配置
メンバーの特性を理解しておくことで、適材適所の配置や役割分担をすることができる

・ビジョンやパーパスの浸透
チームの団結力が強まり目的意識が高まると共に、それぞれが能動的にアクションを起こしやすくなる

・マインドセットの形成
メンバー同士が「目標達成」の共通意識、マインドセットを持つことができる

■チームビルディングのメリット

・コミュニケーションの活性化
普段接することのない社員や役職を超えた社員とのコミュニケーションの機会が生まれるだけでなく、新たしい発想を得たり、メンバー間の相互理解を深めることができる

・モチベーションの向上
個々のスキルを評価されることで、仕事においても積極的に能力を発揮するモチベーションにつながり、ワークエンゲージメントの向上やチームへの貢献意識も高まる

・生産性の向上
個人の能力が高まると共に、チーム内の連携が強くなることでパフォーマンスが向上し、高い成果を上げることができる

■チームビルディング注意点・成功のポイント

・リーダー自身の不安解消や自己満足にならないようにする
・主催者、参加者ともに実施・参加目的を明確にする
・メンバーの個性やチームや業務の特性をに合った方法を選択する
・効果やメンバーの負荷を考え、社外のプログラムを利用も検討する

チームビルディングは、あくまでも組織の目的を達成するための手段や方法のひとつです。主催者・参加者ともに、「チームビルディングをすること」がゴールになってしまっていないか、意識を明確にすることが重要です。

特に業務外の時間に実施する場合は、息抜きやストレス解消の手段なのか、チームビルディングなのか、目的を明確にせず実施してしまうと、メンバーの不満を誘発することにもなります。

チームビルディングの準備や計画には、意外と労力・負荷がかかるため、効率よくプロが提供する企業向け研修を活用することもおすすめです。

コクヨでは、多様な実践型研修プログラム「スキルパーク」を提供しています。次世代リーダー育成に焦点をった「チームビルディング研修メニュー」は、リーダーとしてメンバーとの良好な関係を築き、チーム全体を成長させることを目的とした体験型のプログラムです。

チームビルディングは、目的や組織の課題やリソースにあわせ、適切な方法を選択することが成功のポイントといえるでしょう。

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