仕事の効率化

2018.05.09

「6割スタート」で仕事の効率も完成度も上がる

仕事の効率化6:初めはあえて完璧を目指さない

法律・金銭・顧客トラブルは
最速で100%の対応を

ただし、10割の完成度を目指さなければならない仕事も存在します。以下、代表的なものを挙げておきます。

● 法律が関わってくるタスク:契約書や稟議書の作成など
● 金銭が絡むタスク:出張費の精算など
● 顧客のトラブルに関わるタスク:クレーム対応など

これらの案件は、最速で100%の対応が求められることが多いものです。逆に言えば、それ以外のタスクは常に完璧を目指す必要がないもの、または「日を改める」「周りの力を借りる」「6割のたたき台を出して一緒に完成させる」などの工夫しだいで効率化が可能なものとも言えます。それぞれのタスクに対して求められる完成度を見極めることで、仕事にメリハリをつけ、生産性を上げていきましょう。

鈴木 進介 (Suzuki Shinsuke)

経営コンサルタント。独自の思考整理術を構築し、「思考の整理家」として、現在では一部上場企業からベンチャー企業までコンサルティング実績は100社以上。講演会や人材教育の分野でも活躍する。『1分で仕事を片づける技術』『1分で頭の中を片づける技術』(共にあさ出版)など著書多数。

イラスト/海老佐和子